三上延 『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~』2018/10/21



『ビブリア古書堂の事件手帖』って終わってたんじゃなかったっけ?
そう思って買って読んでみると、その後のお話で栞子さんと五浦大輔は七年前に結婚していました。
その上、子どもまで生まれていたのです。
子どもの名は扉子。
栞子さんに似たかわいい女の子です。
が、彼女は好奇心旺盛でカンが鋭い。

ある日、栞子の元に夫の大輔から「あの本」をどこかに置きっぱなしにしてきてしまったので、探して欲しいという連絡がきます。
置き場所を探していると、扉子が一緒に探すと言いだします。
万事休す。
なんとか誤魔化しながら探し続け、その合間に扉子が興味を持った本にまつわるお話をする栞子さん。
お母さんになったのねぇ。

扉子が興味を持った本というのが、今時の小学校に入るか入らないかの子が興味を持たないような本です。
『からたちの花 北原白秋童謡集』、佐々木丸美『雪の断章』、内田百閒『王様の背中』。
今の音楽の授業で「からたちの花」はやるのかしら?
知らない子供が多いような気がします。

映画化では栞子さんが黒木華さんでしたね。
栞子さんは美人で小柄で細いのに胸が大きいという設定なので、演技は問題ないのでしょうが、無理があるような気がしますがね(笑)。
大輔も大柄でごっつい体型で、高校生に「ヤクザの若い衆みたいな強面」とか言われるような感じなのに、映画の大輔はかわいい男の子です。
映画化されると原作の本を読んでみようと思う人も現れ、本も売れていいのでしょうが、原作とギャップがあるのもねぇ・・・。
本と映画は別物と思いましょうね。
唯一、映画を先に見て、原作を読んでガッカリしなかったのが、『羊たちの沈黙』でした。
随分昔ですが(1990年)・・・。


山梨で買ってきた赤ワインです。


あまり聞かない醸造所ですが、売店でフルボディに近いものというと、これを勧められました。
今晩飲んでみますわ。
他にカントリーマアムの桔梗信玄餅と桔梗信玄ビスキュイを買ってきました。
ビスキュイの方がお勧めかな。


しばらく行かないうちに色々なものが発売されています。