読んだ本と漫画2019/12/22



中山七里 『翼がなくても』
七里さんの本なので、買ってみました。
嬉しいことに犬養刑事と悪徳弁護士の御子柴が出てきました。

陸上200m走でオリンピック出場を狙う市ノ瀬紗良は交通事故で左足を切断。
加害者は幼馴染みの相楽泰輔でした。
相楽たち親子はお見舞いにも来ず、悪徳弁護士の御子柴を雇いますが、康輔は自室で何者かに殺さます。
犬養刑事は動機のある紗良を疑いますが、彼女には犯行が不可能でした。
紗良はパラリンピックの200m走に再起をかけており、そのために義足を作っていましたが、そのお金の出所が不明だったのです。

高橋由太 『作ってあげたい小江戸ごはん たぬき食堂はじめました!』
美味しそうなごはんが出てくるのかと思ったら、出てきましたが、同時にあやかし(?)まで出てきました。
考えてみると高橋さんですからねぇ。

大地は父親が病気になったので、彼の経営している定食屋「たぬき食堂」を継ぐこととなりました。
そこに押しかけてきたのが、たまきという不思議な女性です。
彼女は食いしん坊で古風なしゃべり方をするのです。
あっという間にたまきはたぬき食堂の看板娘となります。
たまきにはっぱをかけられ、大地はご近所さんの悩みを解くために、特別料理を考えることとなります。

櫛田節子 『介護のうしろから「がん」が来た!』
認知症の母の介護を20年間続け、やっと施設へ入居させたのに、今度は自分が乳がんになって入院・手術をすることになります。
無理をすると身体に来るのね。
乳がんの治療について参考になりそうなことも書かれているので、一読の価値ありです。

大橋洋平 『緩和ケア医が、がんになって』
緩和ケア医が患ったのは、萩原健一と同じ希少がん(GIST)でした。
胃の大部分を取ったため、スプーン一杯しか食べられず、消化液が逆流し、横になって眠られず・・・。
自分が病気になって初めて知る患者の思いです。
病気にならなくても、とてもいい医師だったのではと思える人です。

≪読んだまんが≫
じゃんぽ~る西『モンプチ 嫁はフランス人 1~3』
       『私はカレン、日本に恋したフランス人』
もてない漫画家がフランス人ジャーナリストと出会い、結婚し、子どもまで持つこととなった経緯、日本とフランスの違い、育児の様子などを描いたまんがです。
カレンさん、フランス人としても変わっている方なのではないかと思いました。
面倒だけどお互いにいいところを言い合うのっていいですね。

Cuvie『絢爛たるグランドセーヌ 14』
いよいよユース・アメリカ・グランプリ・ニューヨーク・シティのファイナル表彰式です。
奏たちの運命はいかに。
少女たちがバレエに頑張る姿がいいですね。

麻生みこと 『アレンとドラン 1~3』
サブカルチャー好きの林田(あだ名がリンダ)は田舎から大学入学のため上京。
自分が他の人とは違うということを意識してはいるのですが、変なおじさんに襲われそうになって隣の部屋の人(エドガー)に助けられたことから人生が変わっていきます。
エドガーとリンダの恋の行方は?
私はゼミの教授の方がタイプです(笑)。