劇団四季「春のめざめ」を観る2009/06/12

一週間の中で、2日もミュージカル・・・。というのも、最初に「春のめざめ」のチケットを取ったら、その後に「李香蘭」があることがわかり、続けて観ることになってしまったのです。

「春のめざめ」は、アメリカでトミー賞を取ったそうです。
一言で言えば、思春期の性のめざめと葛藤を扱ったものと言えばいいのでしょう。
よく内容を知らずにいたので、調べてみると、結構ショッキングな内容が書いてありました。
でも観た感じは全然そうではありませんでした。
高校生ぐらいが見るといいかもしれませんね。
自分のことと比べられるし、共感することも多いと思います。
私なんかは、そうそう、そんなことがあったよねと、若かったときのことを思い出していました。

 6月11日(木)  18時半開演
     《キャスト》
 ベンドラ:林 香純
 メルヒオール:柿澤 勇人
 マルタ:撫佐 仁美
 モリッツ:三雲 肇

ペンドラ役の人は歌は上手いのでしょうが、小太りで顔が地味なので、この役には、ちょっと無理があるなと思いました。
メルヒオール役は生意気な高校生という感じがして、顔もかわいらしく(オバサン目線ですが、会場の評判もよかったですよ)よかったです。
アメリカのものを日本人が演じるということ自体が元々不自然ですが・・・。
19世紀の末のドイツ。
自分の身体の変化に気づいたベンドラが、お姉さんに二人目の子供ができたことを知り、子供はどうやったらできるのかと聞く場面から話は始まります。
母親の狼狽振りには笑ってしまいました。
今の子たちはどうやって知るんでしょうね。私は友人の話からだったような・・・。
つまらないラテン語を勉強している男の子達が、教師に反発を覚え、歌う場面なんか、よ~くわかります。
学校の授業なんか、常に退屈でしたから、よく寝てたもんね。あ、自慢になりませんね。
ピアノ教師の胸を触りたいとか言う男の子。
男の子は女の子よりホルモンの働きの関係でもんもんとするらしく、大変ですねぇ。
男の子と女の子の○○の場面なんか、半ケツになって、「僕を信じて」なんて言うんですよ。
一番の笑い所でした。(そんなの信じる奴いないよ。)
性的虐待、自殺、妊娠、同性愛、中絶・・・。

こう書くと、ずいぶん過激に思うかもしれませんが、今じゃあ、そんなに衝撃的でもないでしょう。(私だけ?)
でも、翻訳物ミュージカルって、違和感ありますよね。
やっぱ、本場のを見たいですね。
でも、ブロードウェイでは終わっているそうです。残念。
YouTubeにあるので、見てみました。
結構忠実に再現してありますね。