ボストン・テラン 『その犬の歩むところ』 ― 2018/05/20
数奇な運命を辿ったギヴと名付けられた犬の話です。
飼い主のモーテルを経営している女性の元から、窃盗しながらミュージシャンをしている(ミュージシャンをしながら窃盗もしている?)二人組によって盗まれたギブ。
やっと落ち着ける場所が得られるかと思ったら、ハリケーン・カトリーナで運命が狂い、過酷な体験をするのですが、自分の才覚でそこを抜け出し、イラク戦争を経験した退役軍人に助けられ、彼に連れられ、元飼い主を捜しに行くことに・・・。
犬の立場から書かれている話ではないけれど、彼を巡る人々と彼の関わりが感動を呼びます。
上手く作られた話かもしれませんが、犬にはこういうこともあるのではと思わせられる何かがありますよね。
内容はいかにもアメリカ的ですが(笑)。
犬好きな人なら楽しめる本です。
もちろん、犬好きじゃなくても。
「ママさん、この頃、僕たちをかまってくれませんね。全然写真も撮ってくれないし・・・。この写真はこの前のトリミングの写真ですか。ひどいです。僕たちママの言うことを聞きませんよ」by 兄&弟。
「この本を読んでごらんなさい。そうすれば、自分たちがどれだけ恵まれていることがわかるでしょう」 by ママ。
「僕たちは文字が読めません(プンプン)」by 兄&弟。
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