額賀澪 『屋上のウインドノーツ』2018/05/15

額賀さんの松本清張賞受賞作を読んでみました。


中高生には是非とも読んでいただきたい、作品です。
でも、何故松本清張賞なのか、疑問ですが・・・。

人づきあいが下手な給前志音は私立中学から県立高校へ進学し、相変わらずの生活を送っていました。
しかし、学校の屋上でドラムの練習をしていた時、たまたまやって来た吹奏楽部・部長の日向寺大志に見られ、吹奏楽部に入らないかと誘われます。
最初は断るのですが、大志の勢いに負け、入部してしまい、一緒に東日本大会を目指すことにします。

大志は中学校時代にも吹奏楽部に入っていたのですが、痛い体験をしていました。
そのため自分から東日本大会へ行きたいということを言わないようにしていました。
しかし、志音と出会って一緒に部活をすることにより、志音も大志も変わっていきます。

ハッピーエンドではないけれど、人生ってそんなもの。
やらないよりやった方がいい。
そういうと、結果がすべてという人もいるだろうけど。

青春ものっておばさんには眩し過ぎますが、たまに読むにはいいです。