ジャナ・デリオン 『町の悪魔を捕まえろ』 ― 2024/10/23
『嵐にも負けず』に続く「ワニの町に来たスパイ」シリーズの八作目。

カーターと別れ、失意のどん底にいたフォーチュンの元にアイダ・ベルが現れて、ベッドから追い出されたところに、ガーティが飛び込んで来る。
ビューラー・ラトゥールという独身女性がキャットフィッシュ詐欺に引っかかり、二万ドルだまし取られたという。
傷心のフォーチュンを元気づけるには捜査が一番。
そんなわけで早速、三人は捜査を始める。
そこでわかったのは、詐欺師はシンフルの住民について豊富な情報を持っているということ。
シンフルの住民なのか?
意外な人も騙されていたことがわかる。
長年の宿敵で町長のシーリア・アルセノーだ。
三人はシーリアの押収されたノートパソコンの中を調べるために、変装してホテルに入り込む。(表紙参照:フォーチュンはフッカー、アイダ・ベルはトラック運転手、ガーティは修道女)
そして、お約束のドタバタ脱走劇が…www。
そんな中、殺人事件が起る。
ゲイル・ビショップという四十代の女性が自宅の部屋で寝ている間に額を撃たれて殺されたのだ。
彼女は慈善団体に勤めながら、車椅子に乗っている夫の介護をしていた。
カーターの逆鱗に触れないように、三人は殺人犯を探ることにする。
キャットフィッシュ(catfish)とは、普通の意味は「ナマズ」ですが、スラングでは「なりすまし」という意味があります。
本に書いてあるように、2010年に公開されたドキュメンタリー映画「Catfish」で初めて使われたようです。
カーターとの別れを経験し、フォーチュンの気持ちも変わっていきます。
アイダ・ベルはそんなフォーチュンの気持ちを推し量り、いいことを言ってくれます。
「あんたは存在意義があって生まれてきたんだからね」
今回の出来事で、アイダ・ベルとフォーチュンの絆がより深くなったようです。
ガーティはどうかというと、教師をしていたのが信じられない人ですわ。
このままハチャメチャおばあさんで行って欲しいですね、笑。
今回はあまり三人が暴れていないのが不満と言えば不満ですが、そんな回があってもいいですよね。
フォーチュンが人生の岐路に立ちつつあるということで。
九巻目「Later Gator」では、密猟者を追うカーターとSwamp Team 3のようです。
七作目が日本で発売された時にはアメリカでは二十六冊目が発売されていたのに、なんともう二十八作目が発売されています。早いですねぇ。
今の一年に二冊の翻訳ペースなら、十年以上かかります。
お願いだから、早くしてくださいませ。
最近のコメント