フィリップ・プルマン 『黄金の羅針盤』2008/04/01

『ライラの冒険』おもしろかったですよ。
第二部の『神秘の短剣』が家の近くの2件の書店で売り切れになっていたので、すぐには読めなかったのですが、たまたま用事で行った恵比寿の三越の書店でやっと買えました。売れているんですねぇ。
もちろん、映画は本とは違い、場面が入れ替わっていたり、ちょっとしたことが変わっていたりしています。
例えば、コールター夫人が母親であると知るのは、映画ではコールター夫人から聞くことになっていますが、本ではジプシャンのマ・コスタに教えてもらい、マ・コスタがライラの乳母だったりします。
こういうような変更は映画化する上で、仕方ないんでしょうね。
一番びっくりしたのが、登場人物の性格です。
ライラが映画よりもおてんばで、嘘つきで、行動的。
アスリエル卿は利己的で、何よりも自分を優先し、映画よりも怖いキャラです。
一番本と合っているのがニコール・キッドマンのコールター夫人かもしれません。
頭がよく、自分の美貌を知り尽くしており、彼女にはどんな男もなびいてしまいますわ。

映画の続きでは、ライラは父親のアスリエル卿を助けに行きますが、一緒に行ったロジャーが、父親のある実験に使われてしまい、命を失ってしまいます。
ライラが死んだロジャーに会ってわびたいということが、さらなる冒険を呼びます。
いろいろな人物が登場し、意外なことが起こります。
アスリエル卿とコールター夫人は…。
言えませんわ。
ネタバレしちゃうとつまらないので、書かないことにします。

是非、本を読んでください。ハリー・ポッターより大人向きで、面白いですよ。