殿ヶ谷戸庭園の秋の花2012/10/01

犬を連れて散歩をしていると、秋の香りが漂ってきました。
金木犀です。
今日は台風一過のために30度以上の暑さですが、秋は確実に来ているのですね。

休みなので殿ヶ谷戸庭園に行ってみました。
都民の日ということで入園料がタダでしたが、150円なのでタダでなくてもよかったと思います。

入り口に酔芙蓉が咲いていました。


秋なので萩のトンネルがどうなっているのか見に行きました。


なんとなくトンネルっぽくなっていました。


萩って小さな花なので、トンネルにしてもそれほどではないと思います。トンネルにするのは何か意図があるのでしょうか?

所々に彼岸花が咲いています。


半分ぐらいが昨日の台風でなぎ倒されていました。
蕾の彼岸花がありました。


リンドウも咲いていました。何故かそっぽを向いて咲いています。


名前の知っている花はこれぐらいで、後の花は全くわかりません。表示を写しておけばよかったですね。








秋の花は派手ではないのですが、ひっそりとした美しさがあります。
紅葉が少し色づいていました。


11月ごろに紅葉を見に来たいと思います。
ライトアップはしていないのかしら?

山本幸久 『会社デイズ』2012/10/03

山本さんというと、お仕事本になりました。
『凸凹デイズ』がデザイン事務所の話でしたが、今回の会社は内装会社「ココスペース」です。名前がちょっとなんですが・・・。


今までの本のように一人が主人公ではなくて、「ココスペーズ」にかかわる人たちが次々とでてきます。
『凸凹デイズ』の彼らもちょっとでてきますのでお楽しみに。

何と言っても営業の高柳・施工管理部員の橋本・設計部デザイナー隈元の三人組がいきいきと仕事をしています。
人って仕事を続けるうちにだんだんとマンネリ化していきますが、この三人組は違います。
仕事を楽しむことを知っています。
隈元のように勝手に自腹を切って気に入ったトチの木を買ってきて、会社の倉庫に置いちゃうというのも、会社にとっては大迷惑な話ですが、そういう無茶苦茶な奴を置いておける余裕がある会社の方が伸びそうです。
そういうことをしなくてもいいから、仕事を楽しんでやれるといいですね。
仕事を楽しむためには、上司の言うままに動いていてはダメなんです。
自分でやることを決めて動かなくちゃね。


朝顔ってまだ咲いています。
結構咲く期間が長いんですね。


葉が枯れているのに、今日は三色咲いていました。
種を取ったのですが、種一粒で一色の花なのでしょうか?

同僚が貸してくれた本、2冊2012/10/05

自分で選ばないような本を読みました。邦画を見るのが好きな同僚が貸してくれた本です。
まず、広末涼子主演の映画の原本。


雑誌編集長の水島香苗は部下たちの前でこう宣言します。
「私、○月○日に結婚します」
そうは言っても、だれか付き合っている人がいるわけではありません。
なので、部下たちにもいい人がいたら紹介してねというあたりは勇気ありますね。
これぐらい積極的でなければ結婚できませんかね。

実は彼女、婚活マニュアル本を参考にして結婚へ向けて頑張ろうというのです。
どうも彼女、学生時代にコツコツと計画的に勉強するのが好きで、優等生だったようです。
今までなんでも努力すればできたんですねぇ。
第一結婚なんて相手がいることですから、勉強のようにはいきません。
なかなかいい人に出会えずにいたところ、ひょんなことから記憶をなくした男と知り合います。
実はこの男・・・。

映画を見たい人がいるかもしれないので、このぐらいにしますが、結構笑える内容です。
映画を見に行った感想を同僚に聞いていませんので、来週会えたら映画がどうだったか聞いてみますわ。


この本を書いた人はソフトバンクの「ホワイト家族」を考えた人だそうです。
この本、ドラマにしたらおもしろそうです。ひょっとしたら、もうドラマでやってしまっていたりしますかね。テレビを見ない私にはわかりませんが・・・。

毛飯会(もういいかい)のヤクザで54歳の花島翔(はなしましょう)は親分に呼ばれ、日横組(ひよこぐみ)から孫を守るために、ボディーガードとして高校に潜入してほしいと頼まれます。

54歳のおっさんが17歳と偽るのです。
どう考えても無理がありますが、彼が潜入する高校はミッション系で、生徒はみな教師の言う事を聞くいい子たちということで、とにかく17歳だといいはれということで、メーキャップをし、かつらをかぶり、ごまかすことになります。

親分の孫は小田麻里(おだまり)といい、仲良くなるにしたがい、花島にある疑惑が湧いてきます・・・。

花島のハチャメチャさが、何故か知りませんが生徒たちの心を動かします。
今まで大人の言うことを大人しく聞くだけだったのに。

この本に結構いい言葉がありました。
私の一番好きなのは、「言いたいことを溜めておくと、言葉の便秘になる」。

勉強する意味の分からない人には、「勉強は、実は自分自身との闘いだ。本当は、勉強って、体育である。本当のスポーツ以上に根性と忍耐が必要な、一人でやるスポーツだ」はいかがでしょうか。

ふざけているようで、まじめな本です。

二冊とも、すぐ読めます。軽い本を読みたくなったら、どうぞ。

お散歩デビュー(?)2012/10/07



犬用スリングにいれて何回かあまり車の通らない道を歩いてから、夫のいる時を見計らってお散歩デビューをさせることにしていました。
やっと今朝、夫が休みだったので早めに起きて外に出たのですが、なんと雨が降っています。
仕方ないので、マンションの車の出入り口に屋根があるので、そこで歩く練習をしました。
なかなか上手く歩いてくれません。
一人(一匹か)で行こうとします。
グルグル回るので人間の脚にリードが絡まります。
道で会う犬たちを見ると、ちゃんと大人しく飼い主について歩いています。
あんな風に歩けるようになるのかどうか、ちょっと自信がありません。
毎日散歩できるといいのですが、なかなか毎日は無理そうです。

躾で失敗したなと思うのは、一緒に遊ぶ時に「興奮させすぎない」ということをしていなかったのです。
散歩で立ち止まることがなく、いつも動き回っています。
お座りとかふせとか、そういうことを学ぶ前の段階で躓いています。
犬の思うようにさせるのではなく、ちゃんと躾ていかないと、飼い主が困ることになりますね。

トリマーさんに、一か月間ブラッシングをするように言われました。
暴れる時は「ダメ」というのではなくて、絶対に名前は呼ばず、「シィー」と言って静かにさせるといいと教えてくれたのでしていると、今はブラッシングをする時に「シィー」と言うと諦めて静かになるようになりました。
毛玉にならないようにしたいとは思いますが、ブラッシングは難しいです。
次にトリミングに行った時にまた毛玉になっていてトリマーさんに呆れられなければいいのですが・・・。

わんこも来週で四カ月になります。
そろそろ寒くなるので風邪などひかなければいいのですが。

本当のお散歩デビュー2012/10/08



昨日は朝に雨が降っていて、本格的(?)なお散歩ができなかったので、今日、再度お散歩に挑戦しました。
といっても、100mも歩きませんでしたが。


ちゃんと歩いているように見えるでしょう。
違うんです。
実際は・・・。


アレ、どっちに行くの?


そっちはダメよ。


前進する時は駈けるのでリードを引っ張り、静かだなと思うと、クンクン匂いを嗅いでいます。
立ち止まることがありません。
おやつを使い、お座りをさせようとしますが、お座りの形になっても、すぐに立ってしまいます。掛け声だけでは座ってくれません。
犬がリードを引っ張り先に行こうとした時に、立ち止まるといいというので、立ち止まり、静かになるまで待つようにすると、少しずつお座りして待つようになりました。
週末まで散歩はできそうもないので、遊ぶ時にお座りの練習をしようと思います。
できるかしら・・・。

今はおやつを入れた遊び道具を渡すと、かじったりしながら遊んでいます。


振り回し過ぎて、ケージから出てしまいました。


躾は人間の忍耐力を試されます。

アーロン&シャーロット・エルキンズ『疑惑のスウィング』2012/10/12

子犬はお留守番が長時間になると、ふてくされてトイレ以外でおしっこをします。
一昨日なんて私が帰って着替えている間に、床のシートをはがして、床におしっこをし、シートの下にうんちが置いてありました。


『はじめての子犬育て』という漫画には、ちょっと目を離したら、メカブ(おもしろい名前です)ちゃんがうんちまみれになっていたという話が載っていました。
家はうんちまみれじゃなかったのでいいとしますか。


恋人とはラブラブ状態なのに、仕事の方が今一つ上手く行っていないリーですが、幸運が転がり込んできます。
米英のトッププロが競う名誉ある大会「スチュワートカップ」に”くじ引き枠”で出場することになったのです。
ホテル代、衣服、飲食などすべての経費がタダ。その上、おこづかいまでいただけちゃうのですから。
でも、自分のせいでアメリカ・チームが負けたら、と考えると胃も痛みます。
組む相手はチームのリーダーのロジャーで、彼は同世代のプロゴルファーの中でひときわ人気のある選手です。
ところが、彼はこの頃絶不調。
彼と組んで、大丈夫か・・・。

そんな時に、ロジャーのキャディ、ディランが他殺体で見つかります。
たまたまスチュワートカップの警備をしていたグレアムは警察と一緒に犯人を捜すこととなります。

リーの活躍は事件だけではなく、ゴルフも絶好調です。

このシリーズはあと一回で終了するそうです。
リーが一流のゴルファーに成長できるといいですね。

久々の大田黒公園2012/10/13

大田黒公園になかなか行く機会がありませんでした。
やっと荻窪に行く用事ができたので、久しぶりに訪れてみました。
イチョウはまだまだ緑色で、温かい日が続いているので11月後半にならなければ黄色くはならないようです。


前にも一度新郎新婦が写真を撮っていたのを見たことがありましたが、今回も写真を撮っていました。
大田黒公園で写真を撮るというのが流行りなのでしょうか?


前の方もそうでしたが、新郎がちょっとお年を召していてふくよかですね。
着物の赤い色が緑に映えます。

国分寺の殿ヶ谷戸公園に、この頃行きますが、私としては大田黒公園の方が落ち着けるので好きです。
日射しが緑をきれいに照らしています。



紅葉は赤くなくても見映えがします。



この様子ではライトアップは昨年と同じように11月下旬からになりそうですね。
今年も行きたいと思います。

子犬はやっとお散歩らしいお散歩をしました。
でも、来た道を戻ろうとすると、断固として歩こうとしません。
もっと歩きたいのかとも思ったのですが、抱き上げると大人しく抱かれ、嫌がりません。
歩くのに疲れたのかもしれませんね。

今のお気に入りは赤いおもちゃです。




歯が生えている頃だからか、檻などの固いものをよく齧っています。
びっくりしたのが、檻の塗装を剥がしてしまったことです。剥がれたのを齧ろうとしているのに気付いたからいいのですが、知らない間に食べていたらと思うとぞっとします。

ジェシカ・ベック 『動かぬ証拠はレモンクリーム』2012/10/14

コージーブックスの本です。
ドーナツ屋<ドーナツ・ハート>のオーナー、スザンヌの活躍するシリーズです。


町で「すてきなキッチン拝見ツアー」という、豪邸ご自慢のキッチン見学会が開かれることとなりました。ただキッチンを見るだけではなく、シェフがそこで料理の実演をするということで、スザンヌも友人のマージに頼まれ、彼女のキッチンでドーナツの一種であるベニエを作ることになりました。
ツアー当日、これから作ろうとしたところ、悲鳴が。
キッチン・ツアー主宰者のペグがマージの家の庭で死んでいたのです。
彼女の手にはスザンヌのお店のレモンクリームドーナツが握られていました。

犯人を捜さないと、お店が続けられなくなります。
恋人のジェイクは州警察捜査官のため、スザンヌの味方にはなってもらえません。
そんな時に役立つのは元警官で店の常連ジョージと親友のグレース。
彼らの助けを借り犯人を捜そうとするのですが・・・。

第一弾の『午前二時のグレーズドーナツ』ではあまりおもしろくないと書きましたが、第二弾はまあまあです。
親友のグレースが面白い人で、スザンヌと二人で人から話を引き出すためにどういう技を使うのかが楽しみです。

食べるのが好きな私ですが、どんなに美味しそうに書かれていても、ドーナツにはあまり触手が動きませんわ。


昨日、用事があったので、東京まで行ってきました。
新しくなった東京駅の北口の天井です。


オアゾ側から見た東京駅。


iPhoneのカメラで撮ったので、こんな感じです。
人が多かったので、用事が終わった後にじっくりとは見ないで帰ってきました。

さて、犬のお散歩ですが、今朝はクンクン匂いを嗅ぎまわり、なかなか歩こうとしませんでした。


それでも昨日よりは歩きました。抱いては言わなくて、家までちゃんと歩いて帰ってきました。
途中、自転車に乗ったおじいさんが目を細めてわんこを眺め、「三カ月くらいかな・・・」と言いながら遠ざかっていきました。
犬を飼ったことのある人ですかね。


犬よりも猫の方がしっかりしているようです。

経済小説、3冊2012/10/16

『D列車で行こう』がおもしろかった阿川さんの別の小説を読んでみました。


赤字続きの会社経営をしている大日本鉄鋼の会長に依頼され、旭山隆児は第三企画室という新部署を立ち上げます。
部下はたった二人。
セクハラを受け、部署異動を願い出ていた風間麻美と新入社員の楠原弘毅。
オフィスは普通のマンションの一室で、古い体質の会社に風穴を開けるために新事業に乗り出そうとしています。
すべてが型破り。赤毛の室長に、一週間会社出社禁止命令。
今までとは違う、誰でも幸せになれる会社は作れるのか。

新しい会社のコンセプトは決まって、これからどうなるのか。
続きは『会社、売ります!幸福な会社』に。


山本さんのお仕事本がおもしろかったので、今度は観光バスガイドの話を読んでみました。
主人公はアヒルバス入社五年目のデコこと高松秀子。
尊敬していた先輩が他の会社に引き抜かれ、腐っていたデコですが、絶対にやるはずがないと思っていた新人研修の教育係りにされてしまいます。
新人は五人。どの子も一癖も二癖もありそうです。
デコはそんな新人たちを一人前のバスガイドに仕立て上げられるでしょうか。

バスガイドさんといえば、修学旅行で出会ったやる気のなさそうなオバサンガイドさんや、ういういしい新人ガイドなどしか知りませんが、実際は大変なお仕事です。
デコさんのようなガイドさんがいるなら、観光バスに乗りたいです。
特に気に入ったのが、「猛獣狩りのプロ」という辺りです。
何かわからないという人は、ヒントとして築地本願寺を出しておきます。
築地本願寺で猛獣狩りができるんですよぉ。
興味が湧いたら読んでみてください。



最後の本は警察官のお仕事です。
使命感もなく警察学校に入ってしまい、警察手帳に彼女のプリクラを貼ってしまうという、いかにも現代っ子という感じの高木聖大が、だんだんと警察官として一人前になっていく様子が描かれています。

ホント、大変なお仕事だと思っています。が、絶対になりたくない仕事です。
誠に悪いとは思いますが、できれば日常生活の中でお近づきにはなりたくないです。
別に私悪いことしてませんが、なんかねぇ・・・。
ごめんなさい。

クレオ・コイル 『モカマジックの誘惑』2012/10/18

コクと深みの名推理シリーズの10巻目。
NYにあるコーヒーハウス<ビレッジブレンド>のマネジャー、クレア・コージー活躍するシリーズです。


色々と食べ物を扱うシリーズがある中で、私のお気に入りのひとつです。
なんていっても出てくるものが、とっても美味しそうなんですもの。
その中で、どうなんだろうと思うものがありました。

①珈琲用のマグに細かく刻んだチーズを半分まで入れる。
②いれたてのコーヒーをマグのチーズの上から注ぐ。
③およそ15秒間マグの中身を混ぜ、ねっとりとしたねばりのある部分を押さえな           
 がら。べとついたコーヒーを捨てる。
④二枚のパンに溶けたコーヒーチーズを塗り、ハムサンドにする。
⑤熱いフライパンにバターを溶かして泡が経っているなかにそれを入れ、両面を焼 
 く。

レシピは普通のクロックムッシュですが、チーズにコーヒーなんて、美味しいのでしょうか?

さて、本の中身は・・・。
<ビレッジブレンド>が一流ショコラティエとネット業者と組んで、媚薬入りコーヒードリンクを売り出すこととなります。
経営者のマダムは販売担当のアリシアのことを大事な友人で恩義があると言って、息子のマテオに相談することなく、契約書にサインしていました。
クレアはこの話にはあまり乗り気ではありませんでした。

発表会の直前、マダムからアリシアが面倒なことになったので宿泊しているホテルまで来て欲しいと頼まれます。
ホテルに行ってみると、死体が消えてしまい、その代わりにクレアは窃盗犯を捕まえることになります。
一体死体はどこに消えたのでしょう?
一方、新作発表レセプションではネット業者のパトリス・ストーンが屋上のステージの後ろで死体となって見つかります。

媚薬入りコーヒードリンクが失敗すれば、<ビレッジブレンド>は苦境に陥ります。
どうもこのドリンクは何やらありそうです。

今回の読みどころ(?)はクレアとマイクのラブライフ。
今までとは違い、マイクはずいぶん積極的です。
媚薬入りコーヒーのおかげでしょうかね。
周りはそろそろと期待している「結婚」という現実に二人はどう立ち向かうのでしょうか。