江戸物シリーズ2冊2015/03/16



「料理人 季蔵捕物控」シリーズの最終巻です。

米問屋の加嶋屋から食通の俳諧仲間のための鯛尽くしの料理を頼まれ、加嶋屋の寮に先代塩梅屋の主人の娘のおき玖を連れて赴きました。
ところが、先付けを出した矢先に五人の浪人に押し入られ、人質となってしまいます。
彼らは2つのことを北奉行所の烏谷に要求し、叶えられないと人質全員を殺すと言います。
季蔵は命にかえても先代の御嬢さんを守ると決心します。

おき玖には知らされていない秘密があったんですね。



「立場茶屋おりき」シリーズの第二十巻目です。
今回はおりき由縁の人たちとの悲しい別れが続きます。
生きていると、色々な人たちとの別れを経験しなければなりません。
それも仕方のないこと。
おりきが自分自身の幸せに一歩踏み出せばいいのにと思います。

ハルキ文庫ではこの二シリーズの他に鎌倉河岸捕物控シリーズを楽しみにしていますが、なかなか次回作がでません。
他のシリーズも書いているので、なかなか続きがでないのかもしれませんね。