岩木一麻 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』 ― 2017/02/15
第15回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品です。
題名がそのまんまでひねりがないと思ったら、元は『救済のネオプラズム』というものだったようです。
一体ネオプラズムって何?って感じですね。
ネオプラズムってneoplasmで「腫瘍」という意味だそうです。

日本がんセンターの呼吸器内科医の夏目典明が余命診断をし、生命保険の「リビングニーズ」特約で生前給付金を受け取っていた四人の患者のがんが完全寛解をしたということがわかります。
夏目の高校時代の親友で保険会社に勤務する森川は詐欺行為があったと思い調べてみるのですが、不正行為はなかったとしか言いようがありませんでした。
ある患者を調べていくと、医師たちには知られていないが政界財界のセレブたちが治療を受けている、がんの治癒率が高いという病院の存在が浮かび上がってきました。
その病院の理事長は夏目の恩師で、突然病院を辞めた人でした。
森川が、この病院に罹り保険金を請求している事例を調べていくと、思わぬ事実が現れてきます。
ここに書かれていることが本当にあったら怖いですね。
理事長の目指す医療というのがよくわかりませんでした。
最後の最後はびっくりでしたけどね。
まさかの続きなんてないでしょうね。
このミスの医療物ではやはり『チームバチスタの栄光』がダントツいいですね。
これからどういう医療物ミステリーが出てくるのか、興味があります。

弟は胴が長いからかチンチンが上手いです。
ママは後5センチ胴が短かったら、もっとかわいいのにと思ったりします。
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