伊岡瞬 『代償』 ― 2017/02/02

両親と一軒家に平和に暮らしていた圭輔の生活は、遠縁の家族が近くに引越ししてきてから変わりました。
同じ小学校に通う達也が家にやってきて一緒に遊ばせられるのが嫌でしょうがなかったのです。
達也の態度が圭輔には不可解で不気味だったのです。
そんなある日、しばらく達也をあずかることになり、達也はわが物顔に振る舞うようになっていました。
そんな時に火事が起こり両親は亡くなり、圭輔は孤児となってしまいます。
達也の親たちは圭輔に一緒に暮らすようにと迫り、誰一人として頼りになる人がいなかった圭輔は同意したのですが、それは地獄の始まりでした。
過酷な生活を送っていた圭輔は同級生の寿人と彼のおじさんに救われ、長じて弁護士になっていました。
彼のところに逮捕された達也から弁護をしてほしいという依頼がきます。
迷う圭輔でしたが、弁護を引き受けてしまいます。
それが達也の狙いでした・・・。
第一部の小学生だった圭輔が達也に翻弄される様が読むに堪えられませんでした。
でも、第二部で圭輔が弁護士になり、寿人の助けを借り、事件の真相に迫っていくところでほっとしました。
世の中に絶対的な悪ってあるんですねぇ。
どういう風に圭輔たちが悪と戦っていくか、最後まで読むのを止められませんでした。
最近のコメント