東野圭吾 『あなたが誰かを殺した』2023/10/31

図書館に予約をしたら、なんとか10番目ぐらいになり、意外と早く読めました。
今見たら、600人以上の予約です。さすが東野圭吾、すごいですねぇ。


閑静な別荘地で年に一度の恒例行事、バーベキュー・パーティが開かれた。
参加したのは栗原家と高塚家、場所を提供している山之内家、櫻木家の家族とその関係者の15人。
パーティの後、とんでもないことが起る。
次々と人が刺され、5人が亡くなり、1人が重症をおったのだ。
犯人は『鶴屋ホテル』でディナーを食べた後に自首したが、犯行の詳細について何一つ語っていない。
そのため事件の関係者が集まり、あの日に起きたことを話し合う検証会を開くことになる。

叔母の山之内静枝に誘われ、夫と共にパーティに参加していた鷲尾晴那が、検証会に二名まで同行者が認められるということなので、同じ病院に勤務している先輩看護師、金森登紀子に声をかけると、長期休暇中の警視庁捜査一課に籍を置く現役の警察官、加賀恭一郎を紹介される。

検証会は『鶴屋ホテル』で開かれ、関係者9名と加賀の他に両親が殺された少女の寄宿舎の指導員とオブザーバーとして地元の警察署の榊刑事課長が参加し、加賀は司会進行役をつとめることになる。

一体誰が嘘を言っているのか。
「加賀刑事に嘘は通用しない」というが、加賀は見抜けるのか。

私は最初に登場人物を書き出してから読んでいきましたが、後で加賀がまとめて書いてくれるので、必要なかったかも。
私の中で加賀は日本橋人形町をさまよい歩いている男とインプットされているので、別荘地が意外で、馴染まなかったです、笑。
検証会が『鶴屋ホテル』と現地で行われ、何も派手な演出はありませんが、最後まで気を抜かないで読んで下さいね。
ミステリとしてはとっても読みやすく、すぐに読み終えてしまいました。
加賀と一緒に推理したい方にはぴったりの本です。

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