ネレ・ノイハウス 『怪物を捕らえる者は』 ― 2026/03/06
<刑事オリヴァー&ピア>シリーズの『友情よここで終われ』に続く11作目。

聖母マリアの祠の裏の雪の下から16歳の少女、ラリッサ(リッシー)・べーレフェルトの死体が発見される。
リッシーは同級生のザーラの家に泊まることになっていたが、ザーラと喧嘩したためお泊りを止め、友だちと別れた後、一人でどこかに行ってしまったらしい。
遺体の首にはマフラーで絞められた痕があり、遺体や服からアフガニスタンからの移民、マハムーディのDNAが見つかる。
事情聴取をしようとするが、彼は姿をくらましていた。
ホーフハイム刑事警察署の第一首席警部で捜査十一課課長のオリヴァー・フォン・ボーデンシュタインと首席警部のピア・ザンダーたちが捜査に乗り出す。
しかし、マハムーディの名がリークされ、彼に前科があったため、事件は政治問題化していく。
同じ頃、動物の咬傷や拷問の痕がある裸足の男が車に轢かれて死亡した。
その男は昨年の十月に刑期を終え出所していたが、この五日間行方不明になっていた。
被害者家族によると、報復しないかという誘いがあったという。
調べていくと、有罪になったが、罪を償ったあとで殺害されたか、行方不明になった者が多数いることがわかる。
法の裁きに満足できなく、私的制裁をおこなうグループの存在が浮かび上がってくるが、捜査は難航する。
そんな時に、オリヴァーは地方裁判所で起きた人質立てこもり事件に呼び出される。
一見関係のなさそうな事件が警察職員をも巻き込む大きな事件へと変容していく。
今後、参考にできるような移民問題が扱われています。
日本もドイツなどヨーロッパの国々のような道を辿っていくのでしょうか。
今回、ある人物の裏切りがオリヴァーたちに大きなダメージを与えます。
書いているうちに思いついたとは思いますが、最初から考えていたのならすごいです。
58歳になったオリヴァーは離婚も成立し、悩み事もなくなったので、前回とは違い、ちゃんと事件に集中できるようになりました。
元妻と娘との関係もよくなったようです。
でも淋しくて変な女性にひっかからないか心配です。
今回はピアに色々とあります。
一人暮らしをしている母親が認知症になったのに兄はあてにならず、ピアに負担がかかってきています。
元夫が意外といい奴で、ピアをサポートしてくれます。
ピアと獣医の夫との間が微妙です。
クリスマスに彼の家族がオーストラリアからやって来るので、プレゼントやらなんやらに気をつかわなければなりませんが、事件が起きてしまいそれどころじゃありません。
その上、夫が…。
ピアはどうするのでしょうね。
12巻目はいつ刊行するのかわかりませんが、次回は新しくなったオリヴァーのチームの活躍が読めると思います。
コメント
_ ろき ― 2026/03/07 04時45分31秒
_ coco ― 2026/03/07 06時58分56秒
ドイツミステリーってイギリスでは人気がないのでしょうか。
ノイハウスは面白いと思います。イギリスのミステリーと似ている感じがします。
是非ドイツ語で読んでみて下さい。
ノイハウスは面白いと思います。イギリスのミステリーと似ている感じがします。
是非ドイツ語で読んでみて下さい。
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ノイハウスを読みたいと思いつつ、まだ手に取っていません。このシリーズ、英訳はされていますが、あまり図書館に入ってない。電子図書館だと0冊。Kindleで買えばいいんだけどね……。
別れて関係が改善するカップルって、いますよね。距離がちょうど良くなったのかな。