知野みさき 『赤縄 神田職人えにし譚』2026/03/04

昨日、またブログが繋がりにくくなったようですね。
私も日中は繋がらないのでブログが書けず、やっと夜に書けました。
今日は繋がるようで、日によって違うのかしら?
どうにかしてもらいたいです。

いつもブログに来ていただいて、ありがとうございます。
ダメでもリロードすると繋がることがありますので、試してみてください。

さて、私の好きな職人シリーズ、「神田職人えにし譚」の最終巻がでたので、最後なので詳しく紹介いたしましょう。


第一話:十日夜
錺師の修次がやって来て、咲を芝居に誘った。喜んだのもつかの間、大店の隠居、歳永から咲を誘うように頼まれたのだとか。
いっしょに取引先の舛田屋に行くと、二人の合作の祝言の贈り物を頼まれる。
その他に刺繍入り足袋と鼻緒を新しい商品として試すことにする。
その頃、咲の長屋では猫のもらい手騒動が持ち上がっていた。
そして、咲に朗報がもたらされる。弟のおかみが男の子を産み、妹の雪が身ごもったのだ。

第二話:奇縁
修次と咲は善右衛門と桔梗の祝言に行く。彼らに二人は合作の贈り物を作り、咲は祝いに刺繍を施した足袋を贈った。
能役者の関根泰英から咲は南都禰宜となる弟子に贈る笛袋を頼まれる。
そして、何と咲に見合い話が。相手は知り合いの仕立屋の参太郎。
参太郎によると見合いは狂言で、修次と咲の仲が進まないことにやきもきした人たちが一芝居打つことにしたという。
ついでに参太郎から袋物師に橋渡しをしてもらいたいと頼まれる。
参太郎と会った帰りに咲は同じ長屋に住む新助と幸に出会う。彼らは睦月の火事で親兄弟を亡くした新治を養子にしようと思っているらしい。
彼らと長屋に帰ろうとしたところ、咲は転んだ老人の切れた鼻緒を直した男が修次の兄で鍛冶屋だった徹太郎が作った鋏を持っていることに気づく。男が鋏を長く大事に使っていることを知り、咲は修次に教えてやろうと思う。
月末に桝田屋に行くと、瑞香堂の伊麻が来ていて、郷里の弟が嫁取りしたので、咲に弟嫁のために買った懐中鏡を入れる鏡入れを、そして修次に留め具を頼みたいという。
一旦は引き受けた修次だったが、新たな大仕事が入ったのでできないと断られる。

第三話:赤縄錺
その後、修次からの訪れもなく、稲荷大明神の眷属らしいしろとましろの双子も見かけなくなり、淋しさを感じる咲。
たまたま昼餉で入った柳川で参太郎と出会い、二人は袋物師の長吉を訪ねる。そこで咲は長吉の娘、千秋から弟子にしてくれと頼まれ、月に三、四日、優しい刺繍を教えることになる。
再度、修次に鏡入れの留め具を頼んだが、修次は今の仕事がどれだけかかるかわからないといって断ってくる。咲は女の勘で、大仕事には元義姉の篠が関わっているのではないかと推察する。修次は咲が二の足を踏んでいる間に篠に気を移したのではないかと思う咲。
そういう時に、咲は徹太郎の鋏を持っていた男が幸と話しているのを見かける。
するとしろとましろの双子が現れ、その男は尚之という名で、悪者だと咲に告げ、彼が修次といるところを見たという。
大仕事に尚之が関わっているのか。「大仕事」はいかさまかなにかで、修次は尚之に騙されているのか…。
色々とおかしいことが続き、心配になった咲は篠を訪ねに品川に行く。

最後の最後に修次に危機が訪れますが、そこは神孤の化身(?)、しろとましろの二人がいますから、大丈夫。
最後にふさわしい終わり方でした。

縫箔師という仕事は今も続いているのでしょうか。
着物を着なくなり、こういう職人もだんだんと少なくなってきているのではないでしょうか。
なくなるには惜しい技術です。なんとか残してもらいたいですね。
縫箔が施された巾着とかお守り袋はどこで売っているのでしょう。
庶民の私には買えない値段でしょうか。

<神田職人えにし譚>シリーズの順番
③『松葉の想い出』
④『獅子の寝床』
⑤『瑞香
⑥『相槌
⑦『南天の花』
⑧『赤縄』(本書)

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