ヴァージニア・ローウェル 『野菜クッキーの意外な宿敵』2013/03/20

クッキーと名推理シリーズの二作目。


「クッキーと名推理」シリーズの第二弾です。

<ジンジャーブレッド・ハウス>というクッキー型を売るお店のオーナーのオリヴィアは、ある朝、店の前に大量の紙玉が投げ散らかされているのに気づきました。
その紙には「砂糖に殺される!」とか「砂糖を摂取する習慣を今すぐやめましょう!」などと書いてあります。
一体誰がこのようなチラシを撒いたのでしょうか。
考えられるのは、隣の店<ベジタブル・プレート>のシャーリーン・クリッチ。
共同経営者のマディーも同じ意見でした。
頭にきて<ベジタブル・プレート>を見ていると、二階に明りがついて消えました。二階は倉庫のはずです。
不審に思ったオリヴィアは店をのぞいてみます。
そうすると、男がいて「彼女を殺してやる」とつぶやくのが聞こえてきました。
急いで警察に電話をしましたが、男は逃げてしまいます。
シャーリーンにこの男が誰か心当たりがあるようですが・・・。
オリヴィアは保安官のデルに頼まれて、逃げた男の後姿が誰のものか探ることになりました。
ある夜。愛犬のスパンキーの様子が変でした。窓の外に向かって吠えているのです。不思議に思って外を見ていると、保安官助手の愛犬バディが吠えているのが聞こえました。
スパンキーは吠えるのを止めません。
仕方なく外に行き、バディを助けに行くと、そこに男の死体が・・・。

家のフランシスもそうですが、急に吠えることがあります。
たぶん、同じ階に住んでいる人が帰ってきたのか、宅急便の人が来たのかもしれません。
この頃、チャイムの音に吠えたり、電話で話していると吠え続けることがあります。
ずるいのは、抱き上げると吠えないのです。
ひょっとして、自分に注目してほしいからなのでしょうか。
そういえば、私がいると一人遊びはしません。
犬って本当に甘えん坊ですね。

話がずれましたが、アイシングをしたクッキーがとっても美味しそうです。
野菜の形をしていたり、本の形をしていたり・・・。
一番欲しかったのはバレリーナの形のクッキーです。
クッキー型のお店なので、クッキーを無料で配っているようですが、それで商売になるのかどうか心配です。
クッキーだけを目的に来る人が多そうなんですもの。

アメリカの小さな町に住むのは大変そうです。
いいところもあるのでしょうが、色々とね。