「ホドラー展」@国立西洋美術館&谷根千巡り2015/01/08



スイスのあまり日本では知られていない画家なので空いているかと思って見に行ってみました。
でも、思っていたよりも人がいました。
絵はそれほど数が多くなく、私の腰にはほどよい量でした(笑)。

ホドラーはベルンの貧しい家庭に生まれ、両親と兄弟が幼少の頃に亡くなります。
彼の中で死は身近なものだったようです。

会場は7つに分けられています。
Part 1 <光のほうへー初期の風景画>
Part 2<暗鬱な世紀末?-象徴主義の自覚>
Part 3<リズムの絵画へー踊る身体、動く感情>
Part 4<変幻するアルプスー風景の抽象化>
Part 5<リズムの空間化ー壁画装飾のプロジェクト>
Part 6<無限へのまなざしー終わらないリズムの夢>
Part 7<終わりのときー晩年の作品群>

初期の風景画では木を描いたものが好きです。

          「レマン湖畔の柳」  1882年頃

後にアルプスなどの雄大な自然を描いていますが、それほど心を動かされません。
風景画はそれほどうまくないように思います。

一番好きなのは、Part3の絵です。

           「オイリュトミー」 1895年

オイリュトミーとは、「美しい調和のあるリズム」のことです。
5人の男性たちがどこに向かおうとしているのか。
それぞれ思索にふけりながら、歩いているようです。

             「感情Ⅲ」  1905年

           「恍惚とした女」   1911年

なるほど、リズムのある絵です。

          「夕べの休息」   1904-05年頃

道を下っている女性。これからどこへ行こうとしているのか。

      「ヴァランティーヌ・ゴデ=ダレルの肖像」 1909年

ホドラーのミューズで愛人。
彼女はホドラーの子を産みますが、後に癌で亡くなります。

   「バラの中の死したバランティーヌ・ゴデ=ダレル」  1915年

愛人が骨と皮になって死んでいる姿を描いています。
画家の心の中にはどういう感情があったのでしょうか。

Part 5とPart 6は壁画の習作だったので、思ったほど絵画が多くなくて、残念でした。
ホドラーは他の画家とは違い、海外へ行くことがなかったそうです。
何故なのでしょうね。

根津においしいうどん屋があるとネットで見て行ってみたいと思っていました。
友人が行ってもいいと言ったので、公園を抜けて根津まで歩いて行きました。


なんか趣のある建物です。
「釜竹(かまちく)」というお店です。


釜揚げうどんと、こういうお店では頼むことにしている天ぷらを食べました。


腰のあるうどんはとっても美味しいです。
天ぷらもカラッと揚がっています。


テーブルからは庭が見えます。
せっかく根津に来たので、根津神社にお参りに行きました。
御札を買い、おみくじを引くと・・・。
凶。
2、3日前は大吉だったのに。
今がどん底で、これから上がっていくと思えばいいんです。


芋甚であんみつを食べました。


冬は観光に訪れる人があまりいなくて、ゆったりとした谷根千です。
気分がよかったので、藍染川跡のへび道を通り、谷中銀座、日暮里経由で西日暮里まで歩くことにしました。
お勧めのお店を友人に紹介しながら歩いたので、家に帰って万歩計を見てみると、1万三千歩でした。
その後、短い犬の散歩をしたので、一万六千歩となりました。
充実した一日でした。

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