柚月裕子 『盤上の向日葵』2017/12/25

北海道で元理科教師をしていた老人と話した時にこう言っていました。
北海道の田舎は仕事がないので過疎化が進んでいて、増えているのは鹿とアライグマだそうです。
家を継ぐ人がいなく、残された土地は売ろうにも売れず、固定資産税を払い続けていくしかないそうです。
日本の未来はどうなるのでしょうね。



急いで読んだので、あまり集中できなかった本です。
設定が昭和を感じされられます。

埼玉県の山中で白骨死体が見つかります。
死体の傍に初代菊水月作の将棋の駒が埋められていました。
叩上げの刑事・石破と奨励会に所属しプロ棋士を目指していた新米刑事・佐野はこの駒が誰の物かを調べていきます。

この事件と前後して、将棋界は竜昇戦で盛り上がっていました。
七冠を目指す羽生善治竜王。
対するは実業界から転じてプロ編入試験に合格して棋士となった上条桂介六段。

駒の持ち主を捜査していく刑事たちと竜昇戦がどう繋がっていくのか。
何故、駒が死体に残されていたのか。

将棋を知らなくてもおもしろく読める本です。
将棋の場面は私は飛ばしてましたから(笑)。
最後は・・・ちょっと納得できなかったかな。

柚月さんの作品では佐方貞人シリーズが一番好きです。
続篇、早く書いてください。

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