「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」@東京都美術館 ― 2019/03/07
しばらくぶりの美術展です。
この展覧会はそれほど人がいないのではと思ったら、とんでもありませんでした。
雨でも結構混雑しています。
友人はテレビでやったからなのではと言いますが、いつやったのかしら?
この展覧会は美術史家・辻惟雄が1970年に著した『奇想の系譜』という本の中で取り上げられていた6名に鈴木其一と白隠慧鶴を加えた8名の画家の作品が展示されています。
どの絵画も「奇想天外な発想に満ちた江戸絵画」です。
面白かった絵を紹介しましょう。
伊藤若冲の描いた象です。
象なんて見たことないのでしょうが、想像だけでよくこれまで描けましたね。
長沢芦雪が屏風いっぱいに描いた象。
若冲と比べると、迫力がありますね。
この象と対になっているのが、牛です。
こんな大きい牛は実際にはいませんね。
下にいる白い動物は犬です。
かわいいですね。
この犬は誰が見てもかわいいと思うのか、グッズがありました。
芦雪のことは知りませんでしたが、結構好きな絵です。
もう一人、気に入ったのが白隠慧鶴です。
達磨の絵がいいです。
彼は画家ではなく禅僧です。
≪すたすた坊主図≫
これまた愛嬌のある坊主です。
鈴木其一の≪夏秋渓流図屏風≫では水を表す色にびっくりしました。
こんな色、みたことないです。
これも見事な構図です。
歌川国芳の≪相馬の古内裏≫。
私はボスとかブリューゲルが好きですが、日本にも似たような絵があったのですね。
美術展に行くと楽しむランチですが、歩くと膝が痛くなりそうなので、美術館内で食べることにしました。
前菜の盛り合わせと鴨のロースト・オレンジソース。
これぐらいの量がいいようです。
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