穴澤賢 『またね、富士丸』&『また、犬と暮らして。』2019/03/15


おもしろい本がないかとkindleのストアを見ていたら、犬の本がありました。
富士丸というハスキーとコリーのミックス犬のお話です。
彼はブログで有名になったようです。


その富士丸君が7歳という若さで急に亡くなった時のことと、その後、ペットロスで苦しむ富士丸君の飼い主・穴澤さんのことが書かれています。
たまたま穴澤さんが五時間ほど留守にした間に富士丸君は亡くなってしまったのです。
なんの前触れもなく・・・。

びっくりなのは、富士丸君が亡くなってからの穴澤さんです。
一週間、酒を飲み続け、周りの人たちが心配して駆けつけるなんて。
駆けつけてくれる人がいるだけ幸せだわねぇ。
それだけ富士丸君を愛していたのね。
でも、あれほどになるかしら・・・。
親が亡くなった時のことを思い返すと、家の犬たちが死んだら、私は悲しくて泣くでしょうが、だからといって穴澤さんほどにはならないと思います。
犬と親は比べられないかしら?


富士丸君が亡くなってからひどいペットロスに陥っていた穴澤さんですが、二年後になんとまた犬を飼ったそうです。
それも二匹。
一応、結婚もして、鎌倉に住んでいるそうです。

鎌倉に住んでいることが、ちょっとうらやましいです。

犬とか猫のかわいさは、飼っていない人にはわからないでしょうね。
表面的なかわいさを言っているのではないですよ。
写真を見て「かわいい」と誰でも言えますが、飼っている「かわいい」とは違うような気がします。

「富士丸な日々」は読んでないけど、犬との別れを思う人に、この二冊の本をおすすめします。