漫画版『グーグーだって猫である』を読む2024/02/01



お散歩に行くと、水仙が咲いていました。


ちょっと寒いので、コートを着てお出かけしています。


散歩の後で行った町の神社では、能舞台の上で結婚式をしていました。
前もそうでしたが、神前だと参列者が少ないのですね。



ドラマで観て、漫画はどうなのか知りたくなり、全巻読んでみました。

一巻目。
グーグーが大島さんの初めての猫だと思っていたら、違いました。
サバがいました。
サバが急に亡くなり、茫然自失状態となった大島さんは、ねこを見に入ったペットショップでケージのすみの方にいた小さい元気のない子ねこが気になり、店員さんに話しかけたところ、その子ねこを買うことになってしまいます。
そのねこがアメリカンショートヘアのグーグーでした。
グーグーを間違ってサバと呼んだりするところ、わかります。

読んでいくうちに、グーグーだけが主人公ではないことが判明します。
だんだんとねこが増えていくのです。
一巻では公園で拾ってきたビーを途中から飼い始めます。
先住猫と新入り猫が親しくなるまで、色々と大変な様子に、犬も猫も変わらないのだなぁと思いました。

グーグーとビーでそんなこんなと色々とある頃に、大島さんが子宮筋腫と卵巣腫瘍で入院することになります。
近くに住むNさんが猫の世話を引き受けてくれてよかったですねぇ。
うちはどうなるのか…。
自分の身体がどうにもならないのに、それでも猫たちの面倒をみる大島さんには頭が下がります。

二巻目。
三匹目のねこ、クロ、四匹目のホームレスが飼っていた疥癬だらけのタマが登場。
病後間もないのに大島さんは、疥癬が他のねこにうつらないようにタマを隔離し、獣医に言われたように毎日塗り薬を塗り続けますが、このままで行くと共倒れになると思い、別の獣医のところに行ってみます。
そうすると、注射二本、二週間で治っちゃったのです。
ちゃんと病気の治療方法を調べてから病院に行った方がいいですね。

三巻目。
疥癬が治ったタマの目がよく見えないことがわかります。
そして、よせばいいのに、公園に捨てられていた子ねこを五匹保護します。
アラ、ねこが九匹になったわね。でも、このねこはいいところにもらわれていきました。よかったわね。
この頃、大島さんは引越しして広い家に住みたいと思い始めます。
地縛霊(?)に悩ませられながらも、今の家の近くにいい新築物件が見つかり、無事に引越します。

四巻目では、新居に引越し、庭に餌出しし、ねこさん、カモン状態。
グーグーが病気か、と思ったら、変な健康首輪を装着したため具合が悪くなったらしいです。怖いですねぇ。普通の首輪で我慢しましょうね。
ビーが行方不明になり、猫探偵(三日間で十一万円!)に頼むけど、見つからず、三日間で七万円の探偵に頼もうとした時に見つかるということがありました。
わが家の犬探しに十一万円も出せるか…?
庭に来るノラ猫たちを気遣う大島さん、お仕事をしながらですから、猫愛は何物にも勝る。

五巻目。
小心者のミケマルが家族になり、中型犬のタンタンの里親になります。
しかし、タンタンは猫の額ほどの庭しかない自分の家で暮らすよりも、広い庭があり、家族みんなが大の犬好きの家庭の方が幸せに暮らせるのではないかと思った大島さんは、タンタンを手放すことにします。
その一方、庭に来るノラ猫たちが子どもを産むようになり、大島さんは子猫を自分の家に保護して育て、猫好きの人たちにもらってもらうようにします。
しかし、ご近所の猫嫌いな人にとって、大島さんは迷惑な人なんです。

六巻目。
ルチルが出てきますが、八番目ということ。
わたしが知っているのはグーグーとビー、クロ、タマですから、あ、モーモーもいた。いつの間にか三匹も増えたのね。他のねこの名前はミケマルとクリクリ。アレ、クリクリって出てきたっけ?
もう何匹ねこがいるのかわからなくなりましたので、追うのは止めますわwww。
どうも13匹になったようです。
もうここまで来たら、大島さんは天使に見えて来ます。
どう考えても、わたしには出来ないことをしています。

この巻で終わりです。
というのも、題名で使っているわりにあまり出てこなかったグーグーが亡くなったからです。15歳と8ヶ月だったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

猫愛溢れる大島さんと彼女が出会った猫たちとの生活を描いた作品です。
ねこたちにそれぞれ個性があり、可愛いです。
お気づきのように、ドラマとは全く違います。
ドラマは猫よりも主人公の漫画家、小島麻子に焦点が当たっています。
漫画とドラマは別物。
そう考えると、特にわたしには不満はありません。
猫を主役にドラマが作れるかというと、難しいのではないでしょうか。
アニメとか特撮ならいいかも。

読んでから気づいたのですが、サバの漫画もあるんですね。
『サバの秋の夜長』と『サバの夏が来た』ですって。
アレ、サバが少年の姿をしているような…?

犬もいいんですが、この頃、猫といっしょに寝たいと思い始めました。
だって、子どもの頃に飼っていたのは猫なんですもの。
わんこたちにバレるとまずいので、内緒ですよ。