電車男2006/01/03

テレビで「電車男」の再再放送をしていました。
放送しているときは、全部見られなかったので、見られなかった回と終わりの方を見ました。
ドラマはあまり好きではない上に,曜日も覚えられないので、めったに続けて見ないのですが(見られない?)。
でも、「電車男」はおもしろかったです。
本当に秋葉原に行くとこういう人たちがいるのだろうか、と思ったりもするけれど・・・。
本も借りて読みました。

デパートに行き、コートを見ましたが、欲しい物は残念ながらありませんでした。

書店に行き、『在宅で死ぬと言うこと<』押川真喜子著と『かっぽん屋』重松清著を買いました。

重松清 『四十回のまばたき』2006/01/06

「四十回のまばたき<(forty winks )」とはうたた寝のことです。
彼が29歳~30歳の時に書いた本で、今までの本とは違います。
この本の中から気に入ったフレーズを。

「なあ、ケイ。穴ぼこを抱えた人間ってのは、いいな。どうしてなんだろう。なにかが欠けている人間ってのは、どうしてこんなに哀しくて、こんなに美しくて、こんなに素晴らしいんだろう・・・・・。」

誰でもそれぞれの穴ぼこを持って生きています。
その穴ぼこのため、引き合うということもあるのだろうなと、ふと本を読みながら思いました。

「Love actually」を観る2006/01/07

「Love actually」を見ました。最初はたいした映画じゃないと思えたのですが、最後のクリスマスが近づくにつれ、おもしろくなってきました。
愛を告白するために、空港を走り回り頑張る男の子や、外国語を一生懸命に覚え、求婚に現れる作家など心温まる話があります。
その一方では、何年も思い続けてきた人と結ばれそうなときに、精神的に問題のある弟の電話で邪魔されるOL、夫の浮気の疑惑にさいなまれる妻、友人の花嫁に思いをよせる男など、人生のほろ苦さも描かれています。

久しぶりに聞くイギリス英語でした。

がん治療2006/01/08

夜、テレビで「シリーズ 日本のがん医療を問う2」を見ました。
日本は先進国中、モルヒネの使用量が最下位で、未だに癌治療で、痛みを我慢して癌の治療を続けるか、治療を諦め、痛みを緩和する治療を受けるかという二者選択になってしまうことが多いといいます。
イギリスの例では、患者中心の医療を考え、癌患者の痛みの緩和治療を外来でするデイホスピスをする一方、外来に来られない患者には訪問看護を行っているそうです。
多発性骨髄腫の女性が、痛みをコントロールしながら、仕事を続けている様子も出てきた。
イギリスの医療がすべてよいとはいえませんが(家庭医にかかるまで、だいぶ待たされるらしい)、良いところは取り入れて欲しいと思いました。

重松清 『疾走』2006/01/10

重松清の『疾走』を読み始めました。
重松の書くものには、中年物と少年物がありますが、これは少年物です。
相変わらずの崩壊家族がでてきます。
家族の一人が犯罪を犯していることがわかり、学校でいじめにあう主人公が今後どうなるのか、楽しみです。

昨日NHKで、何故モーツアルトが好まれるかをやっていました。
彼の音楽はあまり感情の波がないそうです。
そのため、耳障りがよくて好かれるのでしょうね。

重松清 『疾走 下』2006/01/11

『疾走』を読み続けています。
読み続けていくと、どんどん辛くなっていきます。
どうして、こうも落ちていくのでしょうか。
今までの重松の作品には、どんなに不幸になったとしても、最後には救いがあったのに。
この作品には、救いがあるのでしょうか?

『疾走』読後2006/01/12

『疾走』昨夜読み終える。地方の町に住んでいる、14歳の少年が、兄の放火事件をきっかけに、周囲から孤立し、いじめに遭い、家庭までも崩壊していく。他人とのつながりを求めるが、与えられず、故郷を後に、大阪や東京に行くが、落ちていくだけ・・・。殺人まで犯し、最後はわざと警官に打たれ、死んでいく。

物質的だけではなく精神的にも恵まれない子は、そこからはい上がれないのだろうか?救いはどこにあるのか。作者は新しい生命に救いを求めているが・・・。

人が変わるためには、気づきが必要だ。その気づきは、教育が与えることが多いと思う。しかし、今の教育(学校)はそれを与えられるだろうか?

二ノ宮知子 『のだめカンタービレ 14』2006/01/13

漫画『のだめカンタービレ』14巻を読む。指揮者志望の千秋真一と変態(?)ピアニスト野田恵(のだめ)が、フランス留学をしてどのように成長していくのかが楽しみ。絵から音楽が聞こえます。

ある男の子と話をしました。その子は今年高校を卒業するというので、最後だから勉強しようね、と言ったら、僕は勉強をしないことにしているのです、と言うのです。不思議に思い、何故なの、と聞きました。
彼曰く。中学校の時に数学の1単元を頑張って勉強した。そうしたら一番になった。だけど、最後のまとめのテストでは、前にやったことを忘れてしまって点数がとれなかった。高校受験でも一生懸命勉強した。でも、高校のテストでも忘れてしまい零点を取ってしまった。勉強しても、しなくても同じ、忘れてしまうんだ。

彼は今自動車の免許を取ろうと思って、教習所に行く前に筆記試験の勉強をしているという。う~ん、本番の筆記試験の時に忘れてしまわないかな・・・。心配。

安野モヨコ 『美人画報ハイパー』2006/01/14

安野モヨコ『美人画報ハイパー』を読む。や~、美人は一日にして成らず。
お金と時間を費やさなくてはいけません。
直腸洗浄にちょっと触手が動かされましたが、本当にきくのだろうか?
つっこまれるときに、人にあすこを見られるなんて、恥ずかしいわ。
私にはできませんわ!

怠惰な私に唯一できそうな、入浴の時に入れる遠赤ストーンを買うことにしました。
当分自宅のお風呂でグーたらしていますわ。

書の美2006/01/15

富士山
昨日の雨と強風のためか、朝富士山がきれいでした。富士山フェチなので、富士山が出ていると、デジカメでついつい撮ってしまいます。なんか、いいですね。

上野に『現代臨書展』と『書の至宝』展を見に行くきました。
書というと、お手本通りに書くという学校の書道の時間を思い出しますけれど、今は違うらしいです。
「生活に生かす書」などという考えから、Tシャツに字を書いたり、ガラスや木に字を彫ったりなどといろいろなことをやっています。
書は絵画と同じ芸術です。

展覧会に行くたびに思うのですが、何故こんなに人がいるのでしょう。
この頃は人混みが嫌いで、展覧会や美術館にめったに行かなくなりました。
外国に行くと、必ず入るのに。
外国の美術館や博物館は、人がそれほどいなくて、ゆっくり見て回れるし、ベンチで時間をつぶしたり、喫茶店でのんびりしたりできます。
今回は書道だから、人が少ないだろうと思ったのですが、作品に人が群がっていて、なんかもういいやという感じで、そうそうに出てきてしまいました。
当分展覧会には行かないだろうなぁ。

ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』が映画化されて、今公開されているようです。
オースティンは好きで、本を読んだり、BBCで映像化されているDVDを買って見ています。
コリン・ファースのダーシーが気に入っています。
苦虫をかみつぶしたような顔から告白するときの困ったような顔に変わるときの、かわいらしさ(笑)。
今回の映画化の男性は、好みではないので見に行くかどうか…。