重松清 『四十回のまばたき』2006/01/06

「四十回のまばたき<(forty winks )」とはうたた寝のことです。
彼が29歳~30歳の時に書いた本で、今までの本とは違います。
この本の中から気に入ったフレーズを。

「なあ、ケイ。穴ぼこを抱えた人間ってのは、いいな。どうしてなんだろう。なにかが欠けている人間ってのは、どうしてこんなに哀しくて、こんなに美しくて、こんなに素晴らしいんだろう・・・・・。」

誰でもそれぞれの穴ぼこを持って生きています。
その穴ぼこのため、引き合うということもあるのだろうなと、ふと本を読みながら思いました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2006/01/09/204937/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ ぱんどら日記 - 2006/10/31 15時20分22秒

「耀子」は冬眠する女である。

なんだか村上春樹の小説みたいだが、これはSAD(季節性感情障害)という病気。百科事典にも出ていた。冬になると鬱の症状が出て、行動する気をなくす。人によって症例は様々だが、耀子の場