『疾走』読後2006/01/12

『疾走』昨夜読み終える。地方の町に住んでいる、14歳の少年が、兄の放火事件をきっかけに、周囲から孤立し、いじめに遭い、家庭までも崩壊していく。他人とのつながりを求めるが、与えられず、故郷を後に、大阪や東京に行くが、落ちていくだけ・・・。殺人まで犯し、最後はわざと警官に打たれ、死んでいく。

物質的だけではなく精神的にも恵まれない子は、そこからはい上がれないのだろうか?救いはどこにあるのか。作者は新しい生命に救いを求めているが・・・。

人が変わるためには、気づきが必要だ。その気づきは、教育が与えることが多いと思う。しかし、今の教育(学校)はそれを与えられるだろうか?

コメント

_ Loki ― 2006/01/13 02時12分56秒

それで何となく思い出しましたが、Louis Sacharの「Holes」って読みました?
シガニー・ウィバー出演で映画にもなったそうですが。
不良少年たちが”根性をたたき直すため”アメリカの砂漠で毎日穴を掘らされる話。
子供向けですが英語が良いそうで、今イギリスの学校で推薦図書なんですって。

_ coco ― 2006/01/14 10時15分24秒

本当に穴を掘らせたりしたら、日本ならマスコミなどからの批判続々ですね。今度読んでみます。

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