夜回り先生、水谷修2007/07/14

昨晩、久しぶりに深夜番組を見ました。
「R30」という番組に、私が個人的に気になっている人、水谷修さんが出ていました。
お元気だったのですね。よかった。
癌だと言うことを聞いていたので、心配していたのです。
相変わらずの水谷節が聞けました。

「R30」は「オーバー・30」と言い、「つまり大人の視聴者は、テレビからの一方的な押し付け情報では決して納得してくれない。
そこで、この番組では“信頼できる人が持っている情報にこそ価値がある”という考えのもと、毎週あらゆるジャンルで活躍する方をゲストに招いて、ちょっと背伸びしてみる感覚を大切にした大人の番組を目指す」ということです。
私は30歳以下の人の番組かと勘違いをしておりました。

番組を見学している人からの質問に答えるという形式でしたが、高校生らしき女の子が、仲良くしようと思っても、親が話を聞いてくれなくて、いつも怒鳴ったり、怒ったりするということを相談していました。
水谷さんの答えは、親も社会でいろいろとやられているのだということと、夏休みの40日間、家族のために何か(洗濯たたみ、靴磨き等)をやってごらん、というものでした。
「あなたがやっても分からないような親なら、その時こそ乗り込んで叱ってやる。」

彼のいいところは、大人のことも言ってから、子どもに自分からの行動を促す事だと思います。
文句を言っているだけでは、何も変わらない。自分が変わらなければ。
愛情をもらえないからと、やけになるのではなく、周囲に愛情をばらまきなさい。
そこから何かが変わる。

子どもに、「夜の世界」を見せた方がいいのでは、という親には、「夜の世界」を朝に見せなさい、と言います。
夜にはキラキラしていて、美しく見える「夜の世界」は、朝になると薄汚れた、ネズミやゴキブリの動き回っている汚い世界である。
それを見せなさい。

夏休みこそ、一日一回外に出て、何気ない自然の美しさを感じる機会にするといいのでしょうね。
普段は道ばたの花の美しさに立ち止まることが少ないのですから。
夜に寝ることのない水谷さんさえ、一日一度は必ず昼間に外に出て、道ばたの花の美しさに感動するそうです。