「カラヴァッジョ展」@国立西洋美術館 ― 2016/03/23
上野駅の公園口を出ると、人でいっぱいでした。
これは・・・と恐れていたのですが、チケット売り場はガランとしています。
みんなどこに行ったのかしら?
まだ咲いていないサクラを見に来たのね。
というわけで、稀にみるゆっくり見ることのできた展覧会でした。
この展覧会にカラヴァッジョの絵は11点ほどしかありません。
他の絵はカラヴァッジョに影響を受けたカラヴァジェスキという画家たちの絵です。
数奇な運命の画家カラヴァッジョは、日本ではそれほど有名ではないし、1600年代の絵って暗くて、あまり見てもおもしろくないのかもしれませんね。
考えてみると、日本もそうですが、この頃って室内が暗いのは当たり前ですよね。
野外で絵を描かない限り、背景が暗いのも当たり前ですね。
こんな恐ろしいメドゥーサも描いています。
これは誰でしょう?
床ではなく、水に映った自分を見ている人は、そうナルキッソス。
これは「法悦のマグダラのマリア」。
個人蔵で世界初公開だそうです。
手の下にある丸いものは何なのか、気になります。
こういう絵の中で、唯一、心を和ませてくれた絵があります。
かわいいでしょ。
「スピネットを弾く聖カエキリア」です。
もちろんカラヴァッジョの絵ではないですよ。
カラヴァッジョの絵を期待して行くと少なさにガッカリすることになりますので、くれぐれもお気をつけてください(笑)。
上野公園の桜は二分咲きぐらいでした。
来週は満開でしょう。
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