小湊悠貴 『ゆきうさぎのお品書き 1~7』2019/02/02



このシリーズも食べ物にまつわるお話です。

母が亡くなってから、食事を満足にとれなくなってしまった大学生の碧はとうとう貧血で倒れてしまいます。
「ゆきうさぎ」という小料理屋を営む大樹に助けられます。
彼の作った料理と彼のたべっぷりに惹かれた碧はバイトとして「ゆきうさぎ」で働くことにします。
実はこのお店は碧の父親もちょこちょこ訪れるお店でした。
碧と父親は「ゆきうさぎ」で食欲と元気を取り戻していきます。

大樹は祖母が営んでいた「ゆきうさぎ」と祖母の味を相続していました。
小料理屋を訪れるお客様のために、色々と料理を考え、作るのが大樹のやり方でした。(1巻~5巻)

そんな大樹の前に叔父の零一が現れ、遺産相続の話を始めます。
「ゆきうさぎ」は売却しなければならないのか・・・。(6巻)

大学四年生になった碧は亡き母と同じ教師になるために努力を続けてきました。
採用試験の前日、思わぬ病気に罹り入院という羽目になってしまいます。
どうなる碧。
そして、大樹との関係にも変化が・・・。(7巻)

こんな小料理屋が家の近くにあれば、毎日でも通いたくなります。
もちろんランチもありますよ。
ポテトサラダ、親子丼、ちらし寿司、味噌グラタン、天ぷら、茶碗蒸し、おでん、メンチカツ・・・。
どの料理も家庭でも作れますが、大樹の手にかかると一段とおいしくなります。
元気の源は食ですね。
表紙の絵がなんともおいしそう。
ちゃんとした物を食べて行きたいと思いますが、結構いい加減なので、インフルエンザなんてひいちゃうんです。
気をつけますわ。