高田郁 『あきない世傳金と銀 6 本流篇』2019/02/19

この頃、兄のお下がりのツリーベッドに寝ている弟。


昨夜、とんでもない兄の行為を見てしまいました。
兄が柵の中にいる弟に向けておしっこをしていたのです。
変なところにおしっこの跡があるので変だと思っていたら、兄がやっていたのです。
マーキング行為だとしたら、弟の場所も自分の領域だと言いたいのですかね。
困った兄犬です。



大阪天満の呉服商「五鈴屋」は江戸進出に向けて準備を整えていました。
ところが、六代目店主の智蔵が急に倒れて亡くなってしまいます。
大阪には「女名前禁止」の掟があり、女の幸は店主になれません。
どうやってこれから暖簾を守っていこうかと悩む幸たち。
苦肉の策でとりあえず三年に限り幸が七代目となり店は続けていけることになりました。
いよいよ江戸へ進出です。
大阪とは違う商い習慣のある江戸で幸はどのように奮闘していくのか。

これでもかというぐらいに不幸が幸に押し寄せてきますが、その不幸を物ともせずに進んでいく幸。
そうでなくては海千山千の商人の世界ではやっていけませんよね。
江戸でも同じように苦労するのでしょうが、最後は幸せになって欲しいです。
続きを楽しみに待ちますわ。