リリアン・J. ブラウン 『猫は爆弾を落とす』2006/12/18

またまたココの出番です。
今回はピカックス150年祭が行われることになり、記念イベントの準備に町中がウキウキしています。
クィラランは一人芝居『1969年の大火』を再演することになります。
”ピカックスの昔”というテーマのパレードが三回と猫のオークション、家宝のオークションが開催されます。

そんなある日、『りっぱな古い一族』のひとつのレッドフィールド家に孤児になった甥、ハーヴェイが訪ねてきます。
フィアンセだというクラリッサという女性も一緒に来ました。
ところが、2人はしばらくすると別れてしまい、クラリッサは<ムース郡なんとか>の記者に応募してきます。
もともとクラリッサはフィアンセではなく、ハーヴェイから頼まれ、フィアンセのフリをしていたのです。
ハーヴェイのねらいは何なのか?
ココは彼が納屋をスケッチしに来たときに、彼の頭の上にダイブをして体当たりを食らわせました。
ココは何をかぎつけていたのか?

ハーヴェイが帰った後、しばらくして、彼の叔父夫婦は不審な病で亡くなってしまいます。
ハーヴェイはこのことに関係しているのでしょうか?

なんのへんてつもない田舎町の日常生活と、クィラランの猫にたいする溜息や感嘆が笑わせてくれます。

今回は捨て猫の赤ちゃんたちに、クィラランが名前をつけ、オークションで売り出すというところがおもしろいですね。
名前は、「イザベラ王女」、「ナンキープー」、「メアリー・ポピンズ」、「ジェーン・オースティン」などなど。
「メアリー・ポピンズ」という猫は高いところに乗るのが好きで、上からいつも飛び降りてきそう。
「ジェーン・オースティン」はいつも人間をじっと観察しているのでしょうか?
猫を飼いたくなりますね。