溝口あゆか 『「やりたいこと」が見つかるスピリテュアル・マップ』2006/12/29

この本はついこの間出版された本で、どちらかというと20代の女性に向けた本のように思います。
自分の進むべき道に迷っていて、何か指針が与えられればいいな、とか運命の人はいないのかな、などと思っている女性向きです。
私なんかは、いいわね、夢があってなどと思ってしまいますが、笑。

スピリテュアル系の本を読んでいると、よく出てくるのが、「感情を大事にしなさい」ということです。
この本でも、同じように書いてあります。
喜怒哀楽を出してもいい。でも一番大事なのは、「本当の気持ち」で、何をしているときがあなたにとって「喜びを感じる」時なのか?

私たちは「エゴ・トーク」に毒されていると言います。
何かをやろうという時に、できないのではないか、などという不安で立ち止まってしまうことがあります。
何故不安に思うのか?よくよく考えてみると、他人からの評価を自分からの評価のようにしてしまっているからなのです。
親から、教師から、常にあなたには出来ないという評価をされ、それが心の中にしみついていることがあるのです。
私たちにまず必要なのは、そういうエゴ・トークに気づくことです。

自分自身のことを考えてみると、「~できないのでは」とか、「どうせ私なんか」、「どうせ失敗するんだ」、「仕事は好きじゃないけれど、続けていくことに価値がある」などなどいろいろなエゴ・トークがあります。

次に「ハート・トーク」を聞いてみることです。
ハート・トークとは「魂の心」、「感情の声」だと言います。
でも注意しなければならないのは、感情の声には2種類あって、「エゴ・トークが生み出した感情」と「ハート・トークの生み出した感情」があるそうです。
ハート・トークからの感情を聞くために、この本の主題の「スピリテュアル・マップ」が役にたつそうです。(作り方は本を読んでね)

面白そうなので「スピリテュアル・マップ」書いてみました。
「子供の頃の『好』」はいろいろと出てきます。
子供といっても、大分前になるので、大学を卒業して仕事をしだした時期までを入れてみました。
なんか現在の私って、『楽』を減らして生きていっているんだなっと思いました。
一番残念なことは、スポーツ(テニス)をやっていないことです。
スポーツをしているときは何も考えないので、心が解放されて良かったのですが、首の病気やテニス肘をしてしまい、2年以上もやっていないのです。
今は膝が心配ですが、そろそろ何かやるのもよさそうですね。

マップを作った後は、欠かせないものや絶対経験してみたいもの「トップ10」を作ります。
その10個の中なら5つに絞り、優先順位をつけます。
日にちを置いて、何回もやってみるといいそうです。
テーマが見えてきたら、こんなことで仕事になったらいいな、とかこんなところで働けたらいいなとか思うことを書いていくと、将来のヒントになるそうです。

私が一番気になるのは、「エゴ・トーク」です。
エゴ・トークをなくす方法もでていたので、やってみます。
ノートを用意し、左のページにエゴ・トークを書き、右のページにハート・トークを書いていきます。
エゴ・トーク側には不安に思っていることや心配していることを書きます。
例えば、「なんで○○から電話がこないのだろう」「嫌われたのかな」など。
そして、ハート・トーク側にその不安を打ち消す言葉やアファメーションを書きます。

ここで、「アファメーション」って何?と思いませんでしたか。
「アファメーション」とは、「断言する」ことによって「確認する」ことだそうです。
要するに、肯定的な断言(アファメーション)を自分に繰り返していくと、だんだんとそれが潜在意識に浸透していって実現しやすくなるということです。
大事なことは、「肯定的であること」と「繰り返すこと」だそうです。
アファメーションには、「私は、自分らしく生き、喜びに満ちています」、「私は常に守られています」などのようなものがよいそうです。
自分で一番ぴったりくるものを作るといいでしょう。
このアファメーションを一日に何回も唱えるといいそうです。
朝晩とか、仕事中に自信がなくなったときなどよさそうです。
鏡を見ながらいうのがお勧めだそうですが、人のいないところでやらないと、この人危ない、とか思われそうですね。
私が選んだアファメーションは、「わたしは今のままの私で十分です。宇宙は常に私の味方です」かな?
心のクセに気づき、それをいい方向へもっていくといいようです。

この本は簡単に読めますので、興味を持ったら、是非読んでみてください。