ジル・チャーチル 『飛ぶのがフライ』2007/01/14

今日のミステリーは、ミステリーというと怒られそうな本です。
まあ、私なんかは推理を楽しむのではなくて、出てくる主人公の生活状況を楽しんでいます。
このシリーズ、5年2ヶ月ぶりに9巻目がでたそうです。
いくら私でも、ジェーンのこと、忘れていました。
翻訳者の人が亡くなったらしいので、そのために遅れたのでしょうかね。
あと6冊も翻訳されていないものがあります。
『飛ぶのかフライ("FEAR OF FRYING")』という題名を見て、ピンときたあなた。そうです。エリカ・ジョングの『飛ぶのが怖い("FEAR OF FLYING")』のパクリです。
1973年にアメリカでベストセラーになったのですが、そんなこと知っている人いるかしら?
この本はアメリカで1997年に発行されているので、何故わざわざ昔の本の題名を使ったのかしら、という気がしますが。
日本語の題も、笑っちゃいます。

ジェーンは寡婦で三人の子持ち。
サマーチャンプの候補地に、保護者代表として、友人のシェリイたちと下見に行くことになります。
ちょっと僻地にあるけれど、ご飯も美味しいし、経営者もいいし、まあまあかと思っていたのですが、そこはジェーンです。
なくなった時計を捜しにキャンプ・ファイヤー場に行って、死体と遭遇してしまったはずなのに、何故か死んでいた人がピンピンしています。
一体どうなっているの?
みんなの冷たい視線にも負けず、下見を続けるのですが、ジェーンが見た死体が見つかり、キャンプ場はてんやわんや。

本当に久しぶりのジェーン・シリーズでしたが、まだ私の頭には前の内容がよみがえってきません。
う~ん、記憶力低下は否めないですね。