有川 浩 『キケン!』2011/02/13




一見表紙を見ると、SFか?と思うでしょ。でも、全然違います。城南電気科大学「機械制御研究部」略称「機研(キケン)」の話なのです。

新入生で実家が喫茶店という元山高彦と大らかな性格の池谷悟は「機研」に入ることになります。「機研」には2回生の「城南のユナ・ボマー」またの名「クレイジーライダー」上野直也と「大魔神」大神宏明という危ない先輩がいました。さて、この先輩たちにしこまれて、後輩たちはどうなるのか。

ハチャメチャな理系男子の話ですね。
有川さんが書くんですから、漫画チックなところもありますし、ジーンとくるところもあります。
私としましては、何といっても、文化祭の場面が懐かしくなりました。「機研」の連中は本格的ラーメン店をやって、前代未聞の売り上げを達成しちゃうんです。どんなに本格的かは読んでのお楽しみ。

私が大学生だった時、ラーメン屋はしませんでしたが、1回生では「きりたんぽ屋」、二回生では「焼き鳥屋」をしました。
「焼き鳥屋」では私がタレ係になり、近くの焼き鳥屋に食べに行き、女店主にタレの作り方を聞いてきました。醤油と味醂が半々にザラメを入れるとかなんとか教えてくれたと思います。実際に作ってみると、このタレが大評判で、大学の警備員さんが毎日買いに来て、褒めてくれました。肉は友達が安い店を探して買い、リュックで運んできました。一応ワンダーフォーゲル部だったので、リュックは大きいのを持っていますから。

今になって思えば、昔は大らかだったわ。というのも、この文化祭で我が焼き鳥屋はお酒を売っていたのです。警備員さん、ホント、嬉しそうにしていました。もちろん、お酒は熱燗で、徳利に溢れるぐらいに入れてあげましたよ。

「機研」に比べりゃたいしたことないかもしれませんが、楽しい思い出です。
大学時代が一番楽しかったですわ。
あの頃の友は何処・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2011/02/13/5679429/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。