quiet colors

続々と文庫のミステリー作品が発売されています。嬉しいですね。
このシリーズは私の好きなコージーミステリーの一つです。なんといっても美味しいお料理がでてきますから。
著者のローラ・チャイルズは「お茶と探偵シリーズ」も書いています。

「お茶と探偵」の方はちょっとしゃれた西海岸のティーショップですが、この「卵料理のカフェ」は田舎のみんなに愛されるカフェです。

お見合いイベントって日本だけのものかと思っていました。アメリカでも同じような感じです。日本が輸出したのかしら？それとも日本がまねをしたのかしら？

＜カックルベリー・クラブ＞でお見合いイベント「リーディング・デート」が開かれた夜。
参加者の一人で、町長選挙に現市長の対抗馬として出馬しているピーブラーが、＜カックルベリー・クラブ＞の裏庭で殺されます。
ちょうどその場に彼と一緒にいたのがスザンヌでした。
たまたまお見合いイベントで彼とジェーンが口論をしていたので保安官にそのことを伝えると、ジェーンが容疑者としてあげられてしまいます。
ジェーンの友達の＜カックルベリー・クラブ＞の調理担当ぺトラが、スザンヌがよけいなことをしたと怒るのを見て、スザンヌはみんなで真相を突き止めようと提案します。
みんなと言っても建前だけ。いつも駆けずり回るのはスザンヌだけですがね。

今回は医者でイケメンのサムとの関係が進み、スザンヌとサムは本当の恋人同士になります。
サムが殺人事件に首を突っ込むのが好きなスザンヌに呆れてしまわなければいいのですが・・・。
私も読んでいて、よく車に乗り駆けずり回るなと思いましたから。

今回の＜カックルベリー・クラブ＞お勧め卵料理はエッグピザです。
ビスケット生地の上にソーセージと赤ピーマン、タマネギをのせて、その上から牛乳と卵を溶いたものをかけ、おろしチーズを振りかけてオーブンで２０分ぐらい焼くものです。
お菓子とか作らない私なので、ピザ生地とビスケット生地の違いはなんなのかちょっとわかりません。たぶんビスケット生地には砂糖とバターが入っていて、ピザ生地には入っていないですよね。小麦粉も違うのでしょうか？
ちょっとキッシュに似たサクサクした食感のピザかしら？

「お茶と探偵シリーズ」ではアフタヌーンティーがよく出てくるんですが、この本にも出てきました。著者のローラさんのお得意なんでしょうかね。
土地が変わるだけで、内容が同じになりかねないですね。気をつけて書いてくださいませ。あくまでもこのシリーズは田舎臭さがいいのですから。