京都旅行②――下鴨神社から上賀茂神社へ2012/01/03

京都で一番古い神社で世界遺産のひとつである下鴨神社から鴨川沿いに歩いて上賀茂神社に行くことにしました。

出町柳駅が出発点です。
糺の森(ただすのもり)を通って行こうと左側の公園らしきところを歩いていくと家庭裁判所があり、塀の向こうに紅葉が見えました。道を間違えたのかとあせったのですが、鳥居が見えたので一安心。


鳥居から入ってすぐ左に河合社があります。ここの神社、気に入りました。屋根の苔むした感じがいいのです。

この神社の祭神は玉依姫命(たまよりびめのみこと、または、たまよりひめのみこと)という女性の神様です。女性守護の神様で、安産・育児・縁結び・学業・長寿の後利益があると言われています。
なんと美人になるというお守りまであります。
絵馬は手鏡の形をしていて、女性の顔が描かれており、自分で色鉛筆やら自分の持っている化粧品やらでお化粧し祈祷すると心身共に美しくなれるようです。
女性必見の神社です。
私はお守りを買ってきました。美しくなれるでしょうか?



境内には鴨長明住んでいた庵の模型のようなものがありました。


この門から入ると、目の前に龍の絵馬(1月1日の写真参照)が飾ってあります。
この絵馬と一緒に写真を撮りたがる人がいて、絵馬と写真を撮ると何か後利益があるのでしょうか?
この神社は変わっていて、本殿以外に自分の干支の社を拝むようになっていました。

鴨川沿いを上賀茂神社まで歩きます。
一カ所、飛び石を使い向こう岸まで渡っていける場所がありました。
渡りたかったのですが、人がいて写真を撮っていたので止めました。


川沿いは風が強く、顔がとても冷たくなりました。
喫茶店に入って暖を取ろうと思っても、年末なのでどこも開いていません。
休めないままに上賀茂神社に着いてしまいました。
やきもちのお店があったはず・・・。ここも休みでした。



上賀茂神社は「楢(奈良)の小川」が境内を流れていて、マイナスイオンが沢山ありそうな、すがすがしさを感じさせる神社です。本殿が狭く、お札やお守りを買う人が4人ぐらいいるといっぱいという感じで、そうそうに門から出ました。

世界遺産巡りも終え、時間があったので、借景で有名な圓通寺まで行くことにしました。タクシーで800円ぐらいで行けます。
圓通寺は小さなお寺で、大分前に行ったことがあります。この時に、次々とビルが建っているので、あとどのくらいこの景色が持つのかわからないというようなことを住職が言っていました。
今は眺望条例が制定され、前と同じ景色が保持されています。


座敷に座って庭を見て楽しむことができますが、右側に座ることをお勧めします。
左側に座ると、建物が見えるのです。
見える山は比叡山です。雪が降っているのか、けぶった感じでした。

庭は写真撮影ができますが、庭以外は禁止されています。
禁止の掲示が所々にあり、ちょっとうんざりしました。
目に五月蠅いんです。

番外編として、信長の最期の地、本能寺といつも必ず行く東寺も載せておきます。
本能寺は信長の頃とは違う場所にあります。


信長公廟(↑)。


東寺の五重塔はいつ見ても素敵です。

今回本能寺のある御池で亀屋良永という和菓子屋のお菓子を買ってきました。
御池煎餅が有名なようですが、他のお菓子も美味しいですよ。
黍もちの「野守」や羊羹「小倉山」は甘すぎず、上品な味で、流石京都という感じです。