堂場瞬一 『第四の壁』2012/01/07



警視庁・刑事総務課に勤める大友鉄は、大学時代に劇団に属し、役者をしていたイケメン刑事です。
彼のシリーズは三作目。前作の紹介で書きましたが、大友は妻が亡くなったため一人息子の面倒をみるために勤務時間が終われば即帰宅できる総務課に異動していたのです。しかし、何故か上司からリハビリと称し現場の仕事を押しつけらるのです。
そんな彼ですが、今回は自ら事件に飛び込んでいきます。
それというのも、事件は彼がかつていた劇団「夢厳社」の公演で起こったのです。

大友は劇団創立二十周年記念公演を息子を連れて見に来ていました。
今や劇団「夢厳社」は「最もチケットが取りにくい劇団」になっていました。
芝居は彼も演じたことがある「アノニマス」。
第一部で独善的な劇団代表が殺され、第二部では主宰者を失った劇団員が酒場で推理を繰り広げ、最後に犯人を暴き出すのが大友の役回りでした。

舞台の上で、劇団代表を演じていた、「夢厳社」の主宰者笹倉が殺されたのです。

友人たちが容疑者になっているので、本来なら大友は事件から外れるのが筋でしたが、彼は劇団のことを知っていることが有利に働くと思い、自ら申し出て事件にかかわることにします。

相棒がこのシリーズのファンだったのですが、彼と私の評価が一致しました。
三作の中で一番つまんない。
私は途中までは面白く読んでいましたが、大友がグダグダとしょうもないことを考え堂々巡りが始まった時点で、嫌になってきました。
その上、犯人があっけなくわかってしまうし・・・。

仲村トオルが主人公の大友役でドラマ化されるそうです。
テレビがないので見られませんが、どうなんでしょうね。
仲村トオルがイケメン刑事?考えてもみませんでした。


また御茶ノ水に用事があったので、神田明神まで行ってみました。
三が日も過ぎているのに参拝する人の行列ができていました。
用事をすませてから再び行くと、行列する人が増えています。


仕方ないので、神田明神には別の日に参拝することにし、知り合いの受験生のために湯島天神まで歩いて行くことにしました。
歩きながら思い出したのが、苺シャンデです。美味しかったので、もう一度買ってみようと思ったのです。今度は小を6個買って、相棒と二人で3つずつ食べようかと思ったのですが、残念ながら小は作っている最中で、チョコが固まるまで15分はかかるとのこと。
仕方ないので大を2個買いました。


上には甘さ控えめの生クリーム。中に大きな苺一粒、一番下にビスケットがあります。ペロッと食べてしまいました。


湯島天神では待たずにすぐに拝めました。受験生はサッサと参拝を済ませてしまったのでしょうね。
ベタですが、鉛筆を買ってきました。
湯島天神の名前が入ったシャーペンでも売り出せば売れそうです。
シャーペンなら受験場にも持っていけ、使えるのにね。