今井絵美子『木の実雨』&和田はつ子『かぼちゃ小町』2014/09/15

毎回楽しみにというよりも、惰性で買っている感じ(笑)の江戸物シリーズです。


今井絵美子の「便り屋お葉日月抄」シリーズ新刊。
縁談に、殺傷事にと、色々と忙しいお葉さんです。
今回は娘の幸せを願う、頑なな父親の心をどうやってほぐすのでしょうね。


和田はつ子「料理人季蔵捕物控」シリーズ新刊。

塩梅屋では江戸で評判の熟柿作りを始めました。
この熟柿は塩梅屋先代の長次郎が、身寄りのない老人たちに「この世の美味さを堪能してほっと一息、幸せを感じて欲しいと願」い、太郎兵衛長屋の住人に毎年贈るように、数を限って作っているものでした。
その美味さから「市中の甘党の垂涎の的」になっていたのです。
ところが、この熟柿が盗まれてしまいます。

この頃、北町奉行・烏谷に使える隠れ者の季蔵は、十年前から続けて起こっている、下手人自害で落着した不可解な事件を調べ始めます。

すっぽん料理が出てきて、懐かしく思いました。
ずっと前の職場で、2,3回、すっぽんを食べに行きました。
すっぽんを食べさせるお店はどこにあるのかしら?
フグに比べるとあまりありませんね。
また、食べてみたいものです。