読んだ本2017/05/27

読んだ本が溜まってきたので、簡単に書いておきます。


弟に肺がんが見つかり、それが悪性で、手のほどこしようがないことがわかります。
私は考えた末に医師にも協力をしてもらい、誰にも真実を伝えないようにしようとします。

30年以上も前に書かれた作品です。
この頃は癌に罹っても患者に言わない時代でしたね。
今のように知らせた方がいいのか、昔のように知らせない方がよかったのか。

『阿弥陀堂だより』 南木佳士
最先端の癌治療を行っていた医師の妻が心の病に罹ってしまいます。
売れない小説家の夫は妻を連れ、故郷の信州に戻ることにします。
その山里で妻は週に3回診療所で仕事をし、夫は昔覚えた山里の仕事を再開することにします。
山里の美しい村で二人は「阿弥陀堂」に暮らす老女と難病と闘う娘と出会います。

描かれている自然が美しく、人はこういう所で暮らすべきなんだろうなと思いました。

穂高明 『むすびや』
就職に失敗し、家業のおむすび屋を手伝っている結は、幼いころから親の仕事にコンプレックスを持っていました。
しかし、手伝ううちに親の仕事に対するこだわりやおむすびに込めた思いを理解するようになります。

こんなおむすび屋さんが近くにあれば週一回ぐらい通いたいですね。

井上ひさし 『東慶寺花だより』
鎌倉にある東慶寺は江戸時代、縁きり寺として有名だったのですね。
とにかく身に付けている物を寺の中に投げ込めば、寺預かりの身となり、夫が離縁に納得しなくとも、24カ月寺で働けば自由の身になれるのです。

医師の見習いをしていたのですが、戯作者になろうと思いたち、遠い縁を頼って東慶寺の御用宿「柏屋」に身を寄せた、中村信次郎から見た女たちの物語です。

青島武 『追憶』
映画のシナリオを小説にしたみたいです。

北海道のある場所で出会い、短期間一緒に暮らし、人には言えない秘密を抱え込んだ3人の子どもたち。
彼らが30年後に再会することになります。
一人は刑事となり、一人は死体、もう一人は・・・。

期待して読んだのですが、最後が残念。


大腸癌に罹り、手術をしたのですが、腹腔鏡下手術をした部分にまた腫瘍が見つかり、化学療法をしている友人と会ってきました。
2クール目の治療をした後でしたが、副作用がでなかったそうで、元気そうでした。


千疋屋でランチを食べました。
紅茶を頼んだのですが、ポットででてこなくてガッカリ。平日はポットで出すのに土日はカップ一杯だけなんですって。
土日だけポットで入れないのは何故なのかしら?
サンドイッチを飲み物なしで食べるのは辛いですわ。
土日には行かないようにしようと思いました(笑)。