「プライドと偏見」を観る2006/07/25

一番新しい『プライドと偏見』をDVDで見ました。
エリザベス・ベネット役をキーラ・ナイトレイ、ダーシー役をマシュー・マクファディンが演じています。
話の内容はもう有名なので、書くまでもないでしょう。
お姉さん役は金髪の美人、お母さん役は相変わらずピーチクパーチクさえずっていますし、妹たちはいかにも軽率という感じです。
残念なのは、エリザベス役の女優さんが私的にはちょっと違う・・・という感じなのです。
笑い顔が好きじゃないのです。ああいう風にエリザベスは笑わないなっと思うのです。
すましていると、きれいなのですが、笑うとまるでそこら辺にいる、はすっぱなねいちゃんという感じになっちゃうのです。
イギリスBBCテレビが作ったコリン・ファースのでてくるドラマのエリザベスも、ぼっちゃりしすぎている感じで私のイメージとは違いますが、でも彼女の方がまだいいと思いました。
あの意志の強そうな顔。聡明な感じがします。

この『プライドと偏見』を見終わった後に、お口直しにBBCの方の『高慢と偏見』の後半を見てしまいました。(prideを「プライド」とするか、「高慢」とするかで、映画会社の人も悩むのでしょうね)
マシューさんのダーシーは結構よかったですよ。
でも、コリンさんには勝てません。ただ単に好みの問題ですが、笑。
そういえば『プライド~』の方はより写実的になっているというか、地方のジェントルマンのくらしがリアルなようです。
父親が豚を見に行く(記憶違い?)の場面がでてきて、今までのでは書斎で本ばかり読んでいる印象があったのですが、ちゃんと仕事をしていたのね。
笑ってしまったのが、『プライド~』の特典映像のアメリカ版エンディングです。
まるでハーレクイーン・ロマンスの最後のようでした。
ジェーン・オースティンの世界が毒されたと私なんかは思ってしまいました。
恐るべし、アメリカ人。なんでもアメリカナイズしちゃうのね。