杉本亜未 『ファンタジウム 1~3』2009/01/08

夢を忘れようとし、仕事に熱中していることってありませんか?
人は誰でも、小さい頃に夢見たことがあります。
でも成長するにつれ、それを忘れようとし、無理に社会に適応していきます。
夢見ていたら、生活ができないよと言い訳しながら…。

監視カメラを売っている会社に勤めている工藤は、マジシャンだった祖父のようになりたいという夢を捨て、普通の生活をおくっていました。
しかし、カジノバーに営業で行った時に、イカサマをしている少年に出会い、祖父とのことを思い出します。
その少年のカードをパームする(手の中にコインやカードを隠し持つ)技術は、神業だったのです。
あれほど自然にカードを隠せるのは、祖父以外にいないと思っていたからです。
その後、祖父がマジックショーをしていたキャバレーで、イカサマをしていた少年が、祖父からマジックを教わっていたことを知ります。
少年の名は長見良といい、難読症で字も書けず、字も読めません。
そのために学校でいじめられ、登校拒否になっていました。
良のマジックの腕を見込んだ工藤は、自分と同じ仕事に就かせようとしていた父親から良を引き取ることにします。
工藤は良を世界で名高い一流のマジシャンにすることを夢見ます。
しかし、良は純粋にマジックが好きで、マジックで人を喜ばしたいだけだったのです。
二人の夢はどうなっていくのでしょうか?
と書くと、よくある話に思えるかもしれませんが、細部は書いてありませんので、とにかく読んでください。
感動して、必ず泣きますよ。
作家の三浦しをんさんお勧めの漫画です。

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