益田ミリ 『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』2010/05/10

益田ミリさんの漫画って、彼女と同世代の女の人の気持ちをホント上手く描いてありあます。
読みながら、そうそうそんなことあるよ、と声に出したくなることが多々ありますもの。
今回の本は、ミリさん自身が一人で日本の47都道府県をすべて旅行しようという企画で、今までとはちょっと違って、素の益田さんが出ています。

 

実際に47都道府県を全部制覇した人はどれぐらいいるのでしょうか?
私は地図を見るのが好きなので、前に調べたことがあります。
行っていないのは、石川県、福井県、富山県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、高知県、愛媛県、徳島県の11県です。
北海道出身で東京に住んでいるので、南の方の九州と四国にはあまり行っていません。
他の人もこんなもんでしょうか?
 
この本に刺激されて、今度一人旅をすることにしました。
それも行ったことのない県に。第一回目は金沢のある石川県に決定しました。
理由はたいしたことありあません。
連休に行った東京都写真美術館で、他の美術館のチラシをもらってきた中に、21世紀美術館のがあったのです。
来月はたまたま好きなアーチストの舟越桂さんの展示をしているので、行ってみてもいいかなと思ったのです。
相棒は仕事なので、私一人で行ってきますわ。
相手に合わせていると、どこにも行けないのですもの。
 
益田さんの文を読んでいて、私と同じと思ったのは、人に声をかけられないことです。私は人見知りをするので(いい年ですが)、なかなか人に話しかけられません。
違うなと思ったのは、食べられないものを注文しないところです。
いくら有名な郷土料理でも、嫌いなものは注文しません。

観光場所は興味の対象が違うので、私が行かないような所に行っていて、おもしろいと思いました。

  「失ったもの→お金(220万円)、可愛げ・・・」
  「得たもの→地理感覚、話のネタ、そして人生の一回性を知った」

と、帯に書いてあります。
旅に出て可愛げを失った?とちょっと意外に思いました。
別に「そこ、行ったことあるわ」、と言ってお互いにどこに行ったとか、何を食べたとか、色々と話が弾むと思うのですがね。
それに別に可愛げがなくたっていいじゃないと、私なんか思うのです。
観光バスに乗ったのに、頑なに集合写真を断ったりと、ちょっと一人であることを気にしすぎではと思うようなところもありました。
益田さんは、あまり一人旅をし慣れていないのかもしれませんね。

私の石川県、一人旅は飛行機と宿はインターネットで予約し、忍者寺は電話しました。
電話では、「何人ですか?」「一人です」「エ、お子さんはいないのですか?」「いません」という会話がされました。相手は若い女性でしたけれど。
一人旅はこんなことにめげていてはできません。
いっぱい写真を撮るぞ!
でも、夕食、一人で食べるのは嫌いです。
朝食とランチは一人でも平気なんですが。なんででしょう。
    

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