柚月裕子 『合理的にあり得ない』 ― 2017/05/02
絶対にこの仔はどういう表情をしたらかわいく撮れるか知っています。
カメラを向けるとレンズに目を向けてきますもの(親馬鹿です)。
佐方貞人シリーズに続く、シリーズになるか?
不祥事で弁護士の資格を剥奪された上水流涼子は、「殺し」と「傷害」以外の依頼は引き受けるという探偵エージェンシーを経営しています。
相棒はIQ140の貴山。
この二人、ある因縁があります。
彼女のところに色々な依頼が舞い込みます。
未来が見えるという怪しい男に経営判断を任せている二代目社長、賭け将棋で将棋ソフトを使っているらしい相手に勝ちたいヤクザ、悪徳商法から妻を守ろうとする夫、野球賭博、そして、涼子を騙した巨大グループ社長の孫捜しなどタイムリーな内容になっています。
でも、どれもなんか他で読んだような感じがするのですが、私の気のせいかしら。
特に一番最初の「確率的にあり得ない」の種明かしはどこかで読んだような・・・。
柚月さんらしからぬ、ライトな内容ですが、ドラマねらいでしょうか?
私的にはもっと涼子が活躍して欲しいのですが。
佐方シリーズのような物を期待しないで読むといいでしょう。
そうそう、装幀が素敵です。
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