木宮条太郎 『水族館ガール 4』2017/08/31



『水族館ガール』の四巻目です。
私の予想は全くはずれ、梶良平と嶋由香の関係はそれほど進展はしていませんでした。
初めとは違い、路線変更したのでしょうか?

良平は水族館アクアパークの官民による共同事業化に向けて作業を進めていましたが、計画が土壇場でひっくり返りそうになり大慌て。
一方、由香はペンギンの世話もすることになり、ペンギンの奥深さを知ることになります。

ラッコ、ペンギン、そしてイルカがメインの四巻目です。
ラッコの人気は現在はそれほどではないですが、ペンギンとイルカは人気がありますよね。
この三種類に共通するのは、ぬいぐるみのようなかわいらしさですか。
しかし、生き物(ケモノ)ですから、かわいいだけではないのです。

ペンギンはどの水族館や動物園にもいますね。
これにはある理由があったんです。(知りたい人は本を読みましょう)
生態については全く知りませんでした。
つがいになるとほぼ毎年パートナーは変わらず、同じ巣で繁殖するんですって。
ペンギンのところは人前で読むのは止めましょう。
私はランチを食べようという時で、ウルルとなってちょっと恥ずかしかったです・・・。

最初の頃のちょと・・・という妄想場面が少なくなり、よりリアルな水族館のお仕事が描かれています。
水族館のお仕事には(どの仕事もそうかな)私たちには計り知れない深みがありますね。
次はどんな生き物がメインで描かれるのかが楽しみです。
(それともまたイルカに戻るのかしら?)