ピーター・スワンソン 『ケイトが恐れるすべて』2022/04/23

読んでいない、翻訳されているスワンソンの最後の本だと思っていたら、もう一冊(『時計仕掛けの恋人』)翻訳されていました。でももう買えないみたい。面白くないのかな?


過去の事件のトラウマからパニック障害と不安神経症になったケイトは、転地療養の意味もあり、半年間の約束でボストンに住んでいる又従兄弟のコービンと住居を交換することにする。

ボストンに着いた次の日、隣に住む女性が死体となって見つかる。
彼女の友だちだという男や隣の棟に住む男がケイトに近付いてきて、コービンと彼女が付き合っていたと言う。しかしコービンは否定する。
コービンは嘘を言っているのか?
彼女をコービンが殺したのか。それとも…。
疑心暗鬼になるケイト。

ケイトが面倒くさい女で、まあ昔にあったことがトンデモないことですから、そうなっても仕方がないのですが、私の一番苦手なタイプの主人公です。
自分には必ず悪いことが起こり、悪い人が寄ってくると思い込んでいます。
恐怖の素はすべて彼女の頭の中にあるんですよ。
それに自ら危険に飛び込んでいっているみたいです。
こういう風だから、〇〇〇くんが近付いてくるのではないのかなぁ。
これからも大変な人生を歩みそうです。

だんだんと明らかになっていく男たちのことは、読んで確かめて下さいませ。
はっきり言ってまともな人ってこの本の中に一人もいないみたいです、笑。

ミステリーと言うよりサスペンス色の強い本です。
イヤミスが好きな方にはいいかも。


<今日のわんこ>
お散歩に出るのが遅れ、暑くなってしまいました。
水を飲ませると、こんな風に。


兄よりも弟の方が強いですねぇ、笑。


兄、頑張って水を飲む。

4月なのに、25度を超える暑さ。本格的な夏になったらどうなるのでしょうね。

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