最近見たDVD2012/08/09

同僚が邦画のDVDをたくさん持っているらしいことをつきとめた私は、ちゃっかり貸してもらうことにしました。
洋画の場合は英語の聞き取り練習になったので、「まあ、いいか」と諦めがつきますが、邦画でとんでもないものは、お金を返して欲しくなりますもの。
その点、感性が似たような人が持っているDVDなら失敗がないと思います。
コメディで笑えるものか、泣けるものをとリクエストを出し、貸してくれたのが『ガチ☆ボーイ』と『王様のレストラン』です。


『ガチ☆ボーイ』には今を時めく俳優が出ています。
まず、主人公の五十嵐良一に佐藤隆太。『ゲゲゲの女房』でブレイクする前の向井理。ダルビッシュの元妻のサエコなどなど。

五十嵐は司法試験の一次に大学在学中に受かるというほどの秀才で有名でした。
そんな彼が大学祭で見たプロレスが忘れられないと言って、プロレス研究会に入部してきます。
彼についたリングネームは「マリリン仮面」。
五十嵐には変なところがあります。なんでも写真を撮り、メモを取るのです。
試合をやらせれば、プロレス特有の「お約束」や「段取り」が覚えられず、どの試合も真剣勝負の「ガチンコ」になってしまいます。
しかし、それが受けてしまい、彼は一躍学生プロレス界の人気者。

実は、彼は事故で頭を打ち、眠るとその日にあったことを忘れてしまうという「高次脳機能障害」になってしまっていたのです。
彼がプロレス研究会に入ったと聞き家族は心配しますが、彼は生きている実感が欲しいと、自分のプロレスにかける思いを優先します。

コミカルな場面で笑いつつも、五十嵐のがむしゃらな生き方にいつしか引き込まれ、最後の試合の場面では応援しちゃいました。

中央バスが出てきて、舞台は北海道だと気づきました。懐かしいです。

プロレスファンでなくても楽しめる、お勧め映画です。



1995年フジテレビで放送された『王様のレストラン』。
一、二回見たことがあると思います。
一話から最終回まで続けて見ると、おもしろいですね。
脚本は三谷幸喜ですから、笑いあり、薀蓄あり、ちょっとしたお涙あり・・・。
レストランという狭い世界でこんなドラマができてしまうんですねぇ。

フレンチレストラン「ベル・エキップ」のオーナーシェフが亡くなりました。
店を任せていた息子範朝があてにならないからと、白羽の矢がたったのは愛人に産ませた息子の禄郎。
「ベル・エキップ」は範朝が総支配人になってから傾くばかり。
レストランについて知らない禄郎は昔店に勤めていた伝説のギャルソンで今は給食センターに勤めている千石に助けを求めます。
勝手きままに仕事をしていた従業員たちは千石のことが気に入りません。
こんなレストランが千石によってどう変わっていくのでしょうか。

本当にこんなレストランがあったら、私は行きたくはないです。
最低の給仕人、煙草を吸うシェフ、不倫をする支配人(これはどうでもいいんですが)なんかがいるんですから。
ドラマだから大目にみても、調理の仕方がぞんざいすぎます。
千石も女性シェフの方が繊細でないと言ってましたからね。
でも、三谷のドラマですから、許しましょう。

最終話まで見終わって気になってしょうがないのは、「それはまた、別の話」という言葉。
最終話はどの話に繋がるんでしょうか。


最後に他のところから借りたDVDを紹介しておきます。
ウィル・スミス主演の『最後の恋のはじめ方』。
おいおいとつっこみを入れたくなる題名です。

デートドクターと言われているヒッチは、もてない男性のコンサルタントをしています。
ある日、小太りの男性アルバートがやってきます。彼はセレブ女性に恋しており、どうにかしてほしいと言うのです。
彼の真剣さにほだされヒッチは仕事を引き受けます。

デートドクターとはいえ、ヒッチには彼女はいなく、結婚もしていません。
実は彼は女性と深い関係を築けないのです。
そんな彼の前にゴシップ記事記者のサラが現れます。

アルバートとヒッチの恋の行方は・・・。

ウィル・スミスってこういうコメディに合いますね。
映画館で見たら、入場料金半分にしろといいたくなる映画ですが、ツタヤで借りるぶんにはいい映画です。
なんていったって見た後にほんわかする映画ですから。
アメリカ映画、特にラブコメディは家で、DVDで見るのにいいですね。