三浦しをん 『まほろ駅前狂騒曲』 ― 2013/12/27
「まほろ駅前多田便利軒」の多田は子供を亡くしたことのある男でした。
そんな彼が、居候の行天が精子提供した娘をあずかることになります。
行天は過去に親から虐待を受けていました。
そのため彼は自分が子供になにをするかわからないから、子供は大嫌いだと公言していました。
行天の気持ちをわかりながらも、口で言っているだけで子供に何もしないと信じている気のいい多田は、娘を預かってしまったのです。
こうして始まった男二人と幼女一人の生活は多田にとって結構快適な生活でした。
しかし、二人に何も起こらないはずがありません。
おなじみのやくざ・星からは怪しい農場の見張りを強制され、老人・岡のバス会社が間引き運転をしているという妄想につき合わされ、病院に代理見舞いに行きetc.お金は貯まんないけれど、それなりに忙しい毎日です。
人が生きていくということは、心の傷が増えていくということでもあります。
受けた傷はいつか癒えるものでしょうか。
希望の光が垣間見える物語です。
受けた傷はいつか癒えるものでしょうか。
希望の光が垣間見える物語です。
わんこは暇があるとベロベロなめます。
今日は私の腕が被害にあいました。
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