辻村深月 『かがみの孤城』2018/08/21



2018年度本屋大賞受賞作。

中学校に入ってすぐに不登校になってしまった安西こころ。
家に籠っていた、ある日、部屋の鏡が光り、鏡をくぐり抜けた先のお城には、オオカミ様というおおかみの仮面を被った少女と同じ境遇の六人の子どもがいました。
オオカミ様は3月30日までに鍵を見つけたなら、一人の人の願いをかなえてやると言います。
七人は日本時間の9時から5時までの好きな時にやってきて鍵を探すことにしますが、お城は居心地がよく、男の子たちはゲームを女の子たちはお菓子やお茶を持込み、くつろぐようになります。
いつしかみんなは鍵が見つかったとしても鍵は使わず、このまま3月30日までいようと思うようになります。
しかし・・・。

本屋大賞って書店員さんが選んだ、「いちばん売りたい本」ということですが、この頃の売りたい対象は若者なのでしょうね。

生きづらい今をどう生きていけばいいのか。
今いる場所がすべてではないという広い視野を持つことが必要ではないでしょうか。
この本がそのきっかけになってくれるかもしれませんね。



今日の兄は悪い子でした。
パパが帰って来ても無視。
その代わり、トイレ以外に〇んちをしました。
一年に一回あるかないかの珍事です(笑)。
ママがかまってくれないからと嫌がらせをしたのかしら?