「最高の人生のつくり方」を観る2020/11/02

題名を見ると、間違える人が多そう。
「最高の人生の見つけ方」という映画が邦画と洋画であるんですもの。
こちらは「つくり方」で、ラブコメディです。
間違えないように英語の題名の方を載せておきますね。


見ておわかりのように、またダイアン・キートンが主演です。
彼女のファンというわけではないのですが、何故か選んでしまいました。
彼女って歌も上手いんですよ。
相手役はマイケル・ダグラス。彼もおじいちゃんになりましたね。
(ネタバレあり)

不動産エージェントのオーレン・リトルは妻のサラを10年前に癌で亡くし、そろそろ家を売って引退し、バーモント州で釣り三昧の生活をしようと考えていました。
家の庭でうんちをする犬のお尻をカラーボールで撃ち、家の値下げを言われると、すぐさま断っていたので、家も売れません。
彼はリトル・シャングリラというアパートのオーナーでもありますが、子供が騒ぐとうるさいと怒鳴り、一階に住みたがっていた夫婦を二階に追いやり、車の駐車もスペースを沢山使い、妊婦の人の車を遠くに止めなければならなくしたりと、ひねくれ者で利己主義男の嫌われ者です。

ある日、しばらく会っていなかった息子・ルークがやって来ます。
彼はドラッグは止めた。刑務所に9ヶ月間入らなければならないので、その間、娘のサラを預かってほしいと頼んできました。
もちろんオーレンは断ります。ルークが妻の葬式にラリって現れたのが許せなかったのです。
しかし、次の日、ルークが娘を連れてきます。
困ったオーレンは隣に住むシンガーのリアにサラのことを頼み、仕事に行きます。
職場で同僚のクレアから、実はルークは無実なのに刑務所に入ることになってしまったと聞かされます。
証券取引委員会に脅され、上司の株取引を告発するために司法取引に応じたのですが、上司は不起訴になり、ルークは判決がでていたため刑務所に入らなければならなくなったというのです。
オーレンは息子のために弁護士を雇うことにします。

リアは小さな店で歌っていますが、歌の合間に亡くなった夫のことを話し、涙で歌えなくなるということを繰り返していました。
彼女は65歳ですが、ラウンジ・シンガーになりたいという夢がありました。
オーレンはそんなリアに夫の話はするな。俺がエージェントになって今の倍の1200ドル、稼がせてやる、それまでは家賃はいらないと言います。

サラの面倒をみるのが嫌なオーレンはリアの反対をものともせず、母親のリタを探し、サラを連れて会いにいきます。
リタはひどい場所に住んでおり、薬も抜けていないようで、サラを連れ帰ることになります。

リアとオーレンはだんだんと親しくなっていき、とうとうベッドイン。
しかし、終わった後すぐにオーレンが帰ると言ったため、リアを泣かせてしまいます。
世の男性方、よくここのところ、肝に銘じておいてください。
コトが終わった後、すぐに帰っては駄目よ(笑)。

サラとリアのおかげで、だんだんと偏屈さが薄まって、人間らしくなっていくオーレン。
子ども達に怒鳴るのも減り、警察官の妻の出産を手伝う羽目になり、感謝されたりもします。
家もいい人に売れ、ルークも出所でき、いよいよバーモント州へ行くことになりますが、リアとは・・・。

ダイアン・キートンの歌う「The Shadow of Your Smile」が良いです。
マイケルは最初は五月蠅いじじいでウザいと思いましたが、最後の方で意外といい味をだしてきましたが、ダイアンには負けてます。

日本映画では描けない、還暦を過ぎた男女の恋愛映画でした。




今回のカットは長めです。
耳の毛がこんな風に顔まで落ちてきます。
チェリーアイも落ち着いたようですが、吠えるのは止められないみたいです。
吠え始めると、すぐにクレートに入れ落ち着かせるようにしています。