ロイヤル・バレエ 「眠れる森の美女」を観る2008/07/12

昨夜、上野の文化会館で、「眠れる森の美女」を観ました。
席は三階の左側だったのですが、上の席だと舞台の奥行きが見えていいですね。
でも人の頭が邪魔です。
ピンク、薄いグリーン、薄い紫など、衣装の色づかいがきれいでした。
オーロラ姫役のアリーナ・コジョカルは首の故障のため、代役になっていましたが、バレエ初心者の私には関係ありません。
コジョカルのオーロラ姫を楽しみにしていた人が結構いたようです。

国王フロレスタン24世   クリストファー・サウンダース
お妃              エリザベス・マクゴリアン
オーロラ姫          ロベルタ・マルケス
フロリムント皇子      ヨハン・コボー
カラボス           ジェネシア・ロサート
リラの精           マリアネラ・ヌニェス

『眠れる森の美女』はペローの童話をバレエにしたもので、内容は言うまでもないとは思いますが、一応簡単に書いておきます。
子どもを欲しがっていた国王夫妻のところにやっと子ども(オーロラ姫)が生まれます。
誕生を祝う命名式で、招待された妖精たちが祝福していました。
そこへ招待されず怒った悪の精カラボスがやってきて、姫は糸紡ぎの針に指を刺されて死ぬと予言します。
しかし、その後にリラの精は、姫は死なずに深い眠りにつくだけで、百年の後に王子口づけによって覚まされると約束します。
16歳の誕生日、老婆に化けたカラボスが糸巻きを手にしてあらわれ、物珍しそうに見ていた姫は指に針を刺してしまいます。
リラの精はすべての人に眠りの魔法をかけ、人々は長い眠りにつきます。
100年後、リラの精に導かれた王子がやってきて、彼の接吻で姫は目覚め、壮麗な結婚式が開かれます。

「シルヴィア」で主役だったマリアネラ・ヌニェスがリラの精でした。
役によって雰囲気が変わりますね。
印象に残ったのが、フロリナ王女と青い鳥で、青い鳥が日本人の佐々木陽平、フロリナ王女はサラ・ラムでした。
日本人の活躍はうれしいものです。
踊りに関しては素人なので、どうこう言えませんが、オーロラ姫がつま先で立っているというポジションをキープすることが多く、身体がぐらぐらしないのはすごいなと思いました。
顔が私的には好み(お姫様の)ではないのが残念でした。
実は踊ることのない王様と王妃様の二人の姿の方が好きですわ、笑。
三幕のオーロラ姫の踊りがよくコンクールで踊られていますね。
ローザンヌとプロの違いがよくわかりました。
長靴を履いた猫と白い猫や赤ずきんちゃんは何で出てくるの?とかいろいろとつっこみたいことはありますが、そこはバレエ。
楽しければいいということで。

来週は2つも舞台を観ます。楽しみ♪