小澤征爾&村上春樹 『小澤征爾さんと、音楽について話をする』2011/12/26

昨夜、小田和正の「クリスマスの約束」を見ました。
若い人からそれほど若くないベテランが若干混じって、ひとつのハーモニーを作り上げるというものでした。
私なんか顔を知らない人がたくさんいて、お客さんが歌っているのかしらなどと勘違いしてたりしました。歌は顔で歌うもんじゃないですものね(失礼)。
ファンキーモンキーベイビーズがいてびっくりしました。いつも後ろで踊っているDJケミカルも一応歌って(いるふり?)いましたよ。それも口があまり開いてません。
ファンキー加藤とモン吉が前で歌っている時には出てこないし・・・。
なんとも不思議な人です。
ケミカル君に目が奪われた「クリスマスの約束」でした(笑)。(結構カメラの人、ケミカルを映しているのよねぇ・・・)
出演者が自分の持ち歌を次々と歌うというところは出演してもらうからには仕方がないのでしょうか?
他の人のブログを読んでいて思い出しましたが、小田さん一人の時の誰も来ない頃が懐かしいです。
STARDUST REVUEの「木蘭の涙」いい歌ですね。




村上春樹は彼の書いた本の中に音楽が出てくるので、相当な音楽ファンではないかと思っていました。
しかし、この本を読んでクラシックに関する薀蓄が普通のクラッシックファン以上じゃないかと思いました。
私は聴くのは好きですが、それだけで、コンサートにもそれほどいかないし、CDもそんなに買わないし、ファンといえるほどのもんじゃないです。ただの音楽好きです。
村上春樹ぐらいの知識はクラッシックファンには当たり前なのでしょうか?

小澤征爾は日本人で一番世界中で知られている、成功した指揮者でしょう。
彼が癌にかかり、その後腰痛でコンサートをキャンセルしたといいうことは新聞で読んで知っていました。

私は若い頃にアメリカに旅行に行って帰る空港の出国審査の時、小澤さんを見たことがあります。彼は奥様と子供たちと一緒に出国審査を待っていました。私が顔を知っているのですから、更に有名になっていたのでしょう。たぶんボストンにいた頃かもしれません。
彼が指揮するとひとつのコンサートで何千万も稼ぐと、区のオーケストラの一員でチェロを弾く人が言っていましたが、私が見た頃はそんなんでもなかったのでしょうか。意外と地味な印象でした。スーツケースを足で蹴って何やら言っていたので、ずいぶん粗野な人だと思いました。

その彼が闘病中で暇ができたので、村上とのインタビューに応じているというのが、この本です。
彼の師であるカラヤンやバーンスタイン、ピアニストのグールドやゼルキン(子どもの方)、サイトウ・キネンのことや、初めてブーイングされた時のことなどおもしろい話題がたくさんでてきます。
東洋人でありながら世界的に認められたのはカラヤンにかわいがられたおかげでしょうね。
よくわからないのはN響事件です。彼も若かったということでしょうか。それでもその後海外に渡り活躍できたのですから、災い転じて幸となったのでしょうね。

私のようなクラッシックに無知なものでも十分おもしろい対談です。

それにしても村上春樹のクラッシックの知識はすごい・・・。

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