アメリア・レイノルズ・ロング 『<羽ペン>倶楽部の奇妙な事件』2021/05/21



検察局の犯罪学者エドワード・トリローニーと女流探偵作家ピーター・パイパー(本名はキャサリン)のコンビシリーズ。
この本は第一作になります。
何故キャサリンという名前なのに、ピーターと呼ばれているかというと、マザーグースの早口言葉によるようです。

  Pieter Pipar piked a peck of pickled pepers.
A pek of pickled pepers Pieter Pipar piked.
If Pieter Pipar piked a pek of pickled pepers,
Where's the pek of pickled pepers that Pieter Pipar picked?

中学校か高校の英語の授業でやった覚えがないですか?

<羽ペン>倶楽部とは、5年前にレイバーン夫妻とマーガレット・ヘールが立ち上げた「何かしら文筆に携わる人たちの小さな同好会」です。
主な活動は、会員の家に集まって自分たちの作品の朗読を行うことみたいです。

<羽ペン>倶楽部も発足してから五年も終わるころ、アルシーア・レイバーンが週末に自分たち夫婦の所有する田舎の農園<アーリー>に倶楽部のみんなを招待することにします。
このお泊まり会でとんでもないことが起こります。

人が集まると、必ず一人は困ったちゃんがいますよね。
イングリッシュ夫人は最強の困ったちゃんで、会員みんなの嫌われ者でした。
陰口はたたくは、根も葉もない噂を流すは、数々の作り話をし、人を自殺に追い込んだりしたこともあるようです。
彼女は会員たちをシラミ扱いし、「退屈で頭がおかしくなりそうだから」と言って退会していました。しかし会員たちが<アーリー>に泊まるのを知り、アルシーアのところにやって来て、倶楽部に復帰すると言い出したのです。
そんなわけでアルシーアはしぶしぶ彼女を<アーリー>に誘ったのです。
その頃誰かがマーガレットを中傷する手紙を書いて会員たちに送っていました。
ピーターたちは手紙を送ったのはイングリッシュ夫人で、彼女が<アーリー>にやって来たのは、みんながマーガレットにどんな態度を取るのか観察するためだったのではないかと思います。

<アーリー>に着いた夜、イングリッシュ夫人は不審死を遂げます。
逮捕されたのが会員のウォレン・デーンでした。
ピーターたちはひょんな事から知り合った犯罪学者エドワード・トリローニーに協力してもらい、捜査を進めます。
エドワードは素晴らしい推理を展開してくれます。

語り手はピーター。そうです、ワトソン役ですね。
ホームズ役はエドワードです。
今回はエドワードの出番が最後の方しかなかったので、次は事件の起こった最初から登場してもらいたいものです。
1940年に発表されたので、ちょっと古い感じの本でした。

日本では読書会(読書クラブ)なんて珍しいですが、欧米では盛んなのですね。


兄はいつもママのハンカチを持ちながらひっくり返ります。


ハンカチの結び目をほどくのが好きみたいです。


兄弟一緒に遊ばせたいのですが、弟の方がすばしっこいので、すぐにハンカチを取ってしまい、兄が嫌になって止めてしまいます。
今日は弟の持って来いを先にやり、部屋に戻してから兄と遊びました。

犬を飼うと、毎日の遊びと歯磨き、毛のお手入れが必須です。

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