劇場版 「幼獣マメシバ望郷篇」を観る2022/03/01

マメシバ一郎シリーズも最後となりました。
今までは映画よりもドラマの方が面白かったのですが、この映画はどうでしょう。


芝二郎も40歳。ニートに逆戻りせずになんとかやっているようです。
ある日、二郎は幼馴染みのべーちゃんからの手紙を読んで、べーちゃんがマメシバ一郎の弟・三郎と暮らしている鯨露島を訪ねることにします。

船に乗り、バスに乗り、やっとべーちゃんのいる村に着きます。
しかし犬を連れていたことからバスの運転手と言い合いになり、助けてくれた変な老婆に貸しを返せと言われ、こき使われます。
たまたま神社で出逢った巫女から三郎が「幸運を呼ぶ柴犬」として有名だったのに、三ヶ月前にいなくなった。同じ頃三郎を探しに行ったべーちゃんもいなくなった。噂では村長選挙に立候補した仙道喜三郎が三郎を盗んだんではないかと言われていると教えてくれます。
何やら村の行く末を心配しているらしい老婆と一緒に喜三郎の家に行くと、昔の仕事仲間の治郎丸がいました。

老婆と別れ、べーちゃんの家に行ってみますが、噂通りべーちゃんはいません。
仕方なく喜三郎の家に戻り、喜三郎の選挙参謀をしている治郎丸に泊めてくれと頼みます。
一郎を見た喜三郎たちは、一郎のことを三郎と勘違いをして大喜び。
喜三郎はべーちゃんは飼い主失格。三郎の価値もわからず、適当に飼っていて、挙げ句の果てに三郎をほったらかしにして逃げた、と二郎に告げます。
三郎は、彼が通ったところで携帯が圏内になったということで、「幸運を呼ぶ柴犬」として崇め立てられるようになったそうです。

郵便局の同僚にべーちゃんのことを聞くと、三ヶ月前に休職届を出してから見かけず、本土に戻ったんじゃないか。犬が懐かず、育児ノイローゼになったようだ。いつも配達をサボっては海を見ていた。海の向かうに戻りたかったんじゃないかとのことでした。

喜三郎は選挙に勝つために三郎(実は一郎)を欲しがります。
二郎はその犬は三郎ではないと本当のことを言いますが…。

さて、二郎はべーちゃんと会えるのでしょうか。
そして島の生活を変えたい喜三郎対現状維持の現村長との村長選挙はどうなるのでしょうか。

シリーズ化が進むにつれ、一郎がだんだんと小さくなっているような気がします。
仔犬だから?
気になったのが宍戸開が演じていた治郎丸聡。
一緒の会社で働いていたようですが、二郎、始めからニートではなかったのね。
彼にいじめられて、働くのが嫌になり、ニートになったのかな?

ホームシックと三郎がやんちゃで言うことを聞かなくて、自信を失い引き籠もりになったべーちゃんに言う一郎の言葉が優しいです。

「僕はね、一郎に導かれて生きておるんだよ。べーちゃんも三郎に導かれよう」
「上手くやろうとしなさんな。人生、なりでいいんだ」

犬を飼うのってそう簡単ではないのです。
人間の子どもと同じように、犬でも育児は大変です。
べーちゃんのようにならないように、よく考えてから動物を飼いましょうね。
(小説家の辻仁成さんも犬を飼い始め、犬に振り回されています。ここを見てね)

そうそう、いつも最後に歌っているペットショップの店長さん(高橋直純)、今回もド派手な衣装を着て、島で歌ってくれます。
名前が盛岡冷麺!?
祖母が民謡を唄い、両親が三味線を弾くらしく、7歳の時から歌っていたそうで、歌が上手いのもうなずけます。

映画は村長選挙を絡ませていますが、べーちゃんとの友情とマメシバ愛だけでもよかったです。
「幼獣マメシバ」のDVDを手に入れたので、そのうちに観ます。
「幼獣マメシバ望郷篇」は買おうかどうしようか考え中です。


そろそろスイーツを買うのを止めろよと、自分に言っていますが、なかなか止められません。食べたいのだけ食べ、残りは家族に食べさせようと思います。
今回のおやつは、いつもの六花亭のおやつ屋さんです。


定番のマルセイバターサンドとチョコマロンを食べたかったので、頼みました。
六花亭は2~3ヶ月おきに、豆源は毎月頼もうかしら。
なかなか止められない間食です(恥)。